近頃、プログラミングがかなり注目されていますよね。
子供を育てていても、おもちゃ売り場やEテレなどで、よく見聞きするようになりました。
Eテレの“ピタゴラスイッチ“や、“テキシコー“など、最近では小さい子供でもプログラミング的思考を身につけられる番組がたくさんあります。
とはいえ、実際にプログラミングを学べるおもちゃを買ってあげるとしたら、何歳からがいいのかなとモヤモヤしている方も多いのではないでしょうか。
こう考える方もいらっしゃると思います。
プログラミングが学べるおもちゃを始めるのにおすすめの年齢は5歳となります。
ただし、5歳以下でも楽しめるおもちゃはある、というのがこの記事の内容です。
この記事では、なぜプログラミングのおもちゃは5歳からがおすすめなのか、年齢ごとのおすすめのおもちゃをご紹介します。
- プログラミングを学ぶのに何歳からがオススメか知りたい方
- 年齢ごとのオススメのプログラミングおもちゃを知りたい方
Contents
子供にプログラミングを学べるおもちゃを買うなら5歳がオススメ!その理由3つを解説
子供がプログラミング学習を始めるのにオススメの年齢は5歳です。
では、なぜ5歳からがおすすめと言えるのでしょうか。
その理由として以下の3つが挙げられます。
- おもちゃをしっかり楽しめる発達段階だから
- 5歳からのおもちゃがたくさんあるから
- 小学校入学前に始めれば授業にスムーズに入れるから
では、上記3点について詳しく見ていきましょう。
おもちゃをしっかり楽しめる発達段階だから
理由の1つ目は、5歳という年齢が、おもちゃをしっかり楽しめる発達段階だからです。
小さい子供がプログラミングを学ぼうとするなら、関連したおもちゃから始めることが1番の近道でしょう。
プログラミングを学べるおもちゃは、簡単なルールがあり、そのルールの上で目的に向かって組み合わせたり、並べたりすることで目標に辿り着く形のものが多くなっています。
5歳という年齢は、ルールやマナーを理解し、守ることができ、かつ目的に合わせて道具を操れるようになる時期です。
そのため、5歳というおもちゃを楽しめる年齢=プログラミング学習を始めるのに適した時期と言えるでしょう。
対象年齢のおもちゃが多くなるから
2つ目の理由は、対象年齢のおもちゃが多くなるということです。
実は、プログラミングのおもちゃは、対象年齢が5歳からのものが多くなっています。
先ほどお話ししたように、5歳になると、よりしっかりとルールを理解し、おもちゃを楽しめるようになるために、おもちゃの制作側もバリエーションを増やしやすいのでしょう。
親にとっても、買ってあげられるおもちゃの選択肢が増えるため、この点においても5歳という年齢がおすすめと言えます。
小学校入学前に始めれば授業にスムーズに入れるから
3つ目の理由は、小学校入学前に始めれば授業にスムーズに入れるからです。
2020年度より、小学校ではプログラミング教育が必修化されており、小学生たちはプログラミングの要素を様々な教科で学ぶことになります。
算数の授業時間にプログラミングを使い正多角形を作図したり、理科の授業時間にプログラミングを使って電気を点灯する授業などが実施されています。
プログラミング教育を受けてこなかった親世代としては、どういう教育が始まっているのかよくわからずに始まるよりも、小学校に入る前にプログラミングの要素に触れさせておきたいですよね。
そのため、小学校入学前である5歳が、プログラミングのおもちゃに触れ始めるのに最適な年齢と言えそうです。
5歳にオススメ!プログラミングを学ぶためのおもちゃ2選
5歳からは、プログラミングの要素が反映されたおもちゃがたくさん登場します。
年齢にあった、プログラミング的思考を培うのに適したおもちゃ2つを見ていきましょう。
<Toyroyal> プログラミングボード STACUBE
引用:Amazon
こちらは、4種類の穴の空いた透明なパーツを、穴の道を想像しながらつなげて、ボールが通る道を作るゲームです。
スタートからボールを転がして、正しくゴールまで辿り着けるようにするにはとても頭を使うため、空間認識力やプログラミング的思考力を養うことができます。
また、チャレンジカードという難易度別に問題が書かれたカードもあり、大人も一緒に楽しむことができるでしょう。
<Dream Blossom> ボットリー コーディングロボット
こちらは、アメリカの今年一番のおもちゃを決める「トイオブザイヤー2019」などを受賞した人気のおもちゃです。
実際のプログラミングに近い手順を、遊びながら体験できるところが1番のおすすめのポイントで、パソコンやタブレットが必要なく、就学前の子供でも操作しやすく理解しやすい仕様になっています。
実は何歳からでもOK! 低年齢でプログラミング学習を始めるポイントを解説
ここまで、プログラミングのおもちゃで学ぶのに1番適した年齢は5歳ということをお伝えしてきました。
しかし、5歳以下から始めても問題はありません。
ここからは、5歳以下からプログラミング学習のおもちゃを導入するメリットとデメリットについて解説していきます。
5歳以下から始めるメリット
まず、5歳以下で始めるメリットとして挙げられるのは、以下の2点です。
- 感覚でプログラミング学習の要素を経験できる
- プログラミング学習に対する抵抗がなくなる
低年齢向けのおもちゃには、ブロックをはめ込むだけのもの、簡単な線を書くだけで動くロボットなど、感覚でプログラミング学習の要素を経験できるものがあります。
それらを使って、低年齢のうちに親しみ、年齢が上がるにつれ少しずつ遊び方をグレードアップできれば、プログラミング学習の導入としてはかなり良さそうです。
そして、低年齢のうちからプログラミングおもちゃで遊ぶ楽しさを感じさせることができれば、小学生になってもプログラミング学習に対する抵抗はなくなるでしょう。
5歳以下から始めるデメリット
では、デメリットを見ていきましょう。
デメリットとして挙げられるのは、以下の2点です。
- おもちゃの選択肢が少ない
- 低年齢のうちは飽きがきやすい
5歳以下向けのおもちゃは種類が少なく、あまり選択肢がありません。
子供の好みに合わないおもちゃを無理に与えてしまうと、興味を持って遊んでもらえず、大人側のプログラミング学習に触れさせるという目的が叶いづらくなります。
また、子供の集中力は“年齢+1分”と言われていて、どれだけ好みに合ったおもちゃを与えても、そもそも集中力がないために飽きがきやすいのです。
結果、遊んでもらえないおもちゃは増え、出費が増えかねない点はデメリットと言えるでしょう。
そもそも、小学校で導入されるプログラミング学習というのは、決してコードを覚えたりすることを言っているのではなく、以下のような目的を持っています。
- プログラミング的思考(物事を順序立てて考える思考)を手に入れる
- 問題解決能力(目標を達成するためにはどうすればいいのか考えられる力)を身に付ける
つまり、問題に立ち向かったときに、どうすればいいか考える想像力が大切とされているのです。
大切なのは、子供の能力を見極めることであり、子供の創意工夫を引き出せるような環境を、年齢ごとに整えてあげることこそが重要と言えます。
5歳以下にオススメ!プログラミングを学ぶためのおもちゃ2選
では低年齢の子供にはどんなおもちゃがオススメなのでしょうか。
5歳以下であれば、仕組みが単純で、遊ぶ楽しさを感じやすいものが望ましいでしょう。
なぜなら、楽しくないおもちゃで遊んでも能力は伸びません。子供の年齢に合っていない高度なおもちゃを与えたりすることも避けた方が良いでしょう。
これからご紹介する2点は、そういった点でかなり低年齢での導入にピッタリなおもちゃと言えるでしょう。
<Fisher-Price>プログラミングロボ コード・A・ピラー
引用:Mattel.co.jp
こちらは可愛いイモムシ型の自走ロボットです。
体についている5つのダイヤルに、それぞれ動きや音などのコードが組み込まれていて、それらを組み合わせて自由にロボットを操ることができます。
対象年齢も3歳からで、組み合わせができない低年齢の子供でも、ボタンを押せば走るという単純な仕組みのために、かなり遊びやすいおもちゃです。
<Primotoys> キュベット プレイセット
引用:Amazon
キュベットとは、木製の四角いロボットのことで、付属のボードにコーディングブロックをはめていくことで、マップ上でのキュベットの動きを指示できます。
難しそうに聞こえますが、ボードやコーディングブロックがかなりシンプルな木のおもちゃとなっていて、対象年齢は3歳から小学生のため、低年齢の子供でも安心して遊ぶことができるでしょう。
プログラミング学習と謳っているおもちゃは、基本的に対象年齢が広く設定されています。
5歳以下でも使えるおもちゃに関しては、基本的に5歳以上が使っても問題なく遊ぶことができるため、長く使うことを見越すなら、早めに導入するのも良いでしょう。
【まとめ】プログラミング学習を始めるならオススメは5歳!おもちゃは5歳以下からある!
この記事では、なぜプログラミングのおもちゃは5歳からがおすすめなのか、年齢別のおすすめのおもちゃをご紹介してきました。
こちらがこの記事のまとめです。
- プログラミングのおもちゃは5歳からがおすすめ
- 5歳からはプログラミング要素を反映したおもちゃ
- 5歳以下から始めるなら遊ぶ楽しさを感じやすいもの
ほとんどの場合、プログラミングというもの自体、大人が体験してこなかったことであり、悩む方も多いと思います。
しかし分からないことが多いとはいえ、重要なのは、それぞれの子供の成長にあったおもちゃ=楽しく学べる環境を提供してあげることではないでしょうか。
この記事が、それぞれのご家庭で、プログラミングのおもちゃを導入する際の手助けとなれば幸いです。