最近、子どもの発達についての情報が増えていますよね。
我が子に発達の遅れがあると診断されると、驚きや不安を隠せないものです。子どものために何かサポートをしたいと思うものの、何から始めたらいいのか分からないですよね。
とりあえず何か合う教材はないかと探していると、教科に対応していない「ワンダーボックス」を発見!!興味はあるけど様々なことが頭をよぎりましたね。
自閉症スペクトラムのような発達に遅れがある子でも、いい影響を与える可能性は十分にあります。今回こちらの記事では、発達障害の中でも自閉症スペクトラムのお子さんにとって参考になる情報を紹介していきます。
「ワンダーボックス」がどうして効果があるのか、どのような効果があるのかを順番にお伝えしていきますね。
Contents
ワンダーボックスが発達障害の子に効果がある理由は?
発達障害の中の1つである自閉症スペクトラムのお子さんは以下のような傾向にあることが多いと言われています。
- こだわりが強い
- 得意・苦手の差が大きい
- 興味に偏りがある
- 視覚的な理解が早い
- まねをするのが得意
- ひとり遊びが多い
このような特性をもつお子さんでもワンダーボックスを使う意味があります。その理由を3つ紹介しましょう。
発達段階に合った教材を選択することができる
自閉症スペクトラムは、得意・不得意の差が大きいと言われます。なので、年齢相応のことができないこともあるでしょう。ワンダーボックスはそれでも大丈夫なんです。
対象年齢は4~10歳ですが、受講する際に年齢帯を選べるようになっているんですよ。発達段階が対象年齢であれば、お子さんに合ったものを選ぶことができますよね。ちなみに3つの年代に分けてそれぞれにねらいがあります。
- 4歳~:「自信」と「興味」を育てる
- 6歳~:理系センスと発想力を磨く
- 8歳~:思考力と想像力を高める
万が一、申し込んだ内容がお子さんに合わなくても、年齢帯の変更対応をしてもらえるようです。サポートが手厚いと安心して取り組めそうですね。
読む力に自信がなくてもできる
自閉症スペクトラムは視覚的な理解が得意なので、文字を覚えるのは得意分野かもしれません。しかし「あ」というひらがなを理解できても、文章を理解するのが苦手な子が多いでしょう。それでも大丈夫です。
ひらがなが読めなくても、取り組めるようにになっています。教材としては、デジタルのアプリとアナログのキットの2種類あります。どちらも視覚的にわかりやすいもののなっていて、パズルや絵カードが組み込まれている構成でしたよ。
はじめは一緒に取り組む必要があるかもしれませんが、自閉症スペクトラムの子はマネっこが上手です。どうやってやるのか、きっとすぐに覚えられるでしょう。
勉強に苦手教科があってもできる
誰でも勉強の得意や苦手はあるでしょう。自閉症スペクトラムのお子さんはその苦手が極端に表れる傾向があります。学校で習う授業に基づく教材ではないので、勉強が苦手でも問題ありません。
ワンダーボックスでは、文部科学省も推進する『STEAM』に基づいた教材です。そもそもSTEAMとはどういうものなのでしょうか。簡単に説明しましょう。
- Science(科学)
- Technology(技術)
- Engineering(工学)
- Art(芸術)
- Mathematics(数学)
これら5つの頭文字を組み合わせた教育概念のことで、人工知能AIに負けない力をつけるために誕生しました。この5つの領域を別々のものとして捉えるのではなく、横断的に学ぶことが特徴です。
いま注目されているプログラミング、その他にもサイエンスやアートなどが導入されています。これらを通して学力ではない部分の探求心や意欲、他なる能力を高めることができるでしょう。
ワンダーボックスを発達障害の子が使うとどのような効果がある?
発達障害があると、この先ひとりで生活していけるかというのが大きな不安ではないでしょうか。ワンダーボックスを使うことで、その不安が少しでも解消できるかもしれません。どのような効果があるか参考にしてみてくださいね。
自信をもつことができる
生活している中で配慮が必要な自閉症スペクトラムですが、きっと本人も心の中で「自分はできないんだ」と認識し始めるでしょう。しかしワンダーボックスを通して生きる自信を身につけることができるんです。
勉強とは違いワンダーボックスの教材では不正解がないため、どのような答えをだしても間違いではありません。「できた」経験を積み重ねることで、自然と自己肯定感を高められることでしょう。
『自分でできる=自己肯定感』はどの子にも必要ですが、発達障害の子はこの自己肯定感が低くなりやすいと言われています。引きこもりや登校拒否などにもつながり、今後の生活に支障をきたすかもしれません。
自己肯定感を高めることで、苦手とするコミュニケーションの改善や苦手教科へチャレンジする姿を望めるかもしれません。生きる自信をつけて生活の幅を広がるといいですよね。
得意なことを見つけることができる
約10種類のアプリ教材と3種類のキット教材という豊富な種類の教材に触れることができるので、自分の好きなことや得意なことが見つかるでしょう。
STEAM教育に基づく教材なので、芸術系・プログラミング・理数系と様々な分野からのアプローチがあります。視覚的アプローチが有効な自閉症スペクトラムには芸術の分野で才能が開花するかもしれませんね。
発達障害があっても、自分の好きなことや得意なことを仕事にして活躍する人は多くいます。今は活躍の仕方も多種多様にあり、海外で活躍することも可能な時代となっています。得意なことがひとつでも見つかると将来の道が今よりもっと広がりそうですよね。
自分から行動することができる
公式HPでは『3C=思考力・創造力・意欲』を引き出す、と大きく掲げています。その1つでもある思考力を育むことで自分から行動することが可能になるでしょう。
ルールやお手本に従うことを得意とする自閉症スペクトラムですが、ワンダーボックスは試行錯誤しながら取り組める教材となっています。
繰り返し使うことで「どうやったらいいのだろう?」「こうしてみよう!」と自分から考えて取り組めるようになるでしょう。思考力がつくと生活のあらゆる場面でその力を発揮できますよ。
- 限られたおもちゃしかない時 : 見立て遊びをする
- 遊びたい遊具が混雑している時: 空いている遊具を使う
- おもちゃを借りたい時 :「貸して」と言う
- 話が理解できなかった時 :「わからない」と言う
発達障害があると周りから理解されていれば、サポートしてもらうことも多いでしょう。何も言わなくても助けてもらうことがあるかもしれません。
しかし、成長していく過程で社会へ出ると障害のことを知っている人ばかりではありません。考えて行動することは大人になってからも必要となるでしょう。生活する上で困らない術を身に付けられたら心強いですよね。
魅力的な効果は他にもある
ここまで自閉症スペクトラムの子がワンダーボックスで得られる効果を紹介してきました。発達障害は他にもADHDやLDがありますが、そのような子にも効果はあります。
- 集中力アップ ⇒ 机に向かう時間が長くなる
- たのしい ⇒ 幅広い興味を育てる
- 感性を育む ⇒ 人との関りが改善する
- 創造力・発想力アップ⇒ 才能を引き出す
お子さんの特性により効果もそれぞれなので、こちらで挙げきれない効果も表れることでしょう。発達障害があっても効果があることに間違いはありません。一度試してみる価値はあると思いますよ。
発達障害の子がワンダーボックスをはじめた効果の口コミは?
実際に使ってみた感想などが気になるところでしょう。楽しく熱中しているお子さんがいるようなので、Twitterで公開されているものを紹介しますね。
5歳の理解力ってどんな程度なのかな。
息子は、なぜかこどもちゃれんじやワンダーボックスの教材は使いこなせてる。
一緒にやると、え!意味理解してる?!ってなることが多々あるけど、離れて見ていたら黙々と課題をこなしてる。
不思議だなーー#発達障害 #自閉症 #知的障害 #子育て #療育— いくこ@自閉症スペクトラム兄妹のワンオペ育児✴︎ママブロガー (@chiikubiyori) May 12, 2021
学校の宿題とチャレンジをやってると息子がしんどそうなんで、掛け算終わったらチャレンジは解約する予定。
代わりにワンダーボックスって知育教材を使う事にしました。
発達障害はあるけども、少しでも楽しく学べるようになって欲しい、、Yoga Smart Tabは俺のお小遣いから、、(´;ω;`) pic.twitter.com/OIBBxT8zCn
— yu🐼ki (@yu_ki_PANDA) March 27, 2021
お子さんが使うイメージがつかめましたか?他の一般的な口コミもありますので、どうぞ参考にしてみてくださいね。
- 教材費が高い
- 内容が毎月変わる
- 楽しく取り組める
- アプリの使用時間に配慮が必要
- 継続することで効果を発揮
お子さんの特性と保護者の想いを踏まえて、プラスになることが多いと感じるのであれば始めてもいいかもしれません。
もし入会するのに少し不安を感じるようであれば、”無料トライアル”というものがあるので、そこから始めてもいいと思いますよ。
どんな教材でも合う合わないは、始めてみないとわからないものです。合わなければ、違う方法で考え直せばいいんです。あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。ベストな結論が出せるといいですね。
【まとめ】発達障害がある子でもワンダーボックスの効果はあると信じよう
『ワンダーボックス』で得られる効果を紹介してきました。発達障害があっても魅力的な教材であることが伝わりましたでしょうか。授業に沿わないからこそ、得られる能力はあるんです。
- 自信がつく
- 自己肯定感を高める
- 自分から行動できる
どんな教材でも良い悪い、合う合わない部分はあるでしょう。その中で1度、ワンダーボックスを子どものために選ぶのも1つの方法です。お子さんの生活で、手助けとなる教材であるといいですね。