2歳になり、そろそろ知育玩具を与えたいけれど種類がありすぎてどれを選べばいいか分からないよ。
もう2歳のお兄ちゃんになったんだから、今までよりも少し難しい知育玩具に変えてあげたいな。
など、2歳児に与える知育玩具で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。知育玩具は、どれも子供の発達を促せるように作られています。ですが、なんでもかんでも与えるよりも子供の成長に価値のある知育玩具を与える方がいいですよね。
ここでは、2歳児に知育玩具を与える時の選び方と、男の子にも女の子にも合うオススメの知育玩具を私の経験も交えながらご紹介します。
2歳の子にちゃんとあった知育玩具を選べるようになれば、いらないおもちゃにお金を使わなくて済むし、子供の成長を楽しむことができるようになりますので、参考になってくれれば嬉しいです。
Contents
2歳の男の子・女の子に与える知育玩具はどうやって選ぶ?オススメの選び方
知育玩具を与えるうえで大事なことは、2つあります。
- 発達に合ったもの
- 伸ばしたい能力に応じたもの
この2つをクリアした知育玩具を選ぶことが、とても大切なんです。2歳は心や体が大きく発達する時期です。そのため、興味を持つものも成長するに従って変わっていきます。
興味を持つものが変わるということは、適した知育玩具も変わっていくということです。発達に見合っていない知育玩具を与えても、結局遊んでくれなくてガッカリすることになるかもしれません。
しかし、同じ2歳児でも子供によって発達のスピードも性格も違います。なので、自分の子供に合った知育玩具を選べたらよいのですが、最初は分からないですよね。
まずは年齢に合った知育玩具を与えて経験をさせてあげることで、自分の子供が得意なこと、苦手なことが分かります。そして、その子に合う伸ばしたい能力に応じた知育玩具を与えるようにしましょう。
知育玩具を選ぶ時に性別は気にしなくて大丈夫ですよ。例えばおままごとは女の子の遊びと思われがちですが、男の子がおままごとをすることにも良い点があります。
女の子よりも男の子の方が観察力が優れている子が多いので、ママが大好きな男の子ほどママの真似が出来るおままごとを好きになるんです。そのため、おままごとをする男の子は優しい子に育ちやすいです。
ここでは、2歳児に適している知育玩具の基準となる選び方のポイントをご説明します。
【発達に合わせて選ぶためのポイント】2歳児の特徴は?どんなことが出来るようになる?
2歳児の発達に合う知育玩具を選ぶためには、2歳になるとどのような成長をするのかを知っておく必要があります。
2歳になると発達するものは大きく分けて4つあります。
- 運動能力
- 指先
- 言葉
- 心
具体的にはどのようなことが出来るようになるのか、1つ1つご説明します。
運動能力の発達
2歳では走ったりジャンプしたりと、基本的な運動ができるように神経や筋肉が発達していきます。体を動かすことがとても楽しいと感じられる時期です。
下の図は、20歳までにどのような能力が発達するのかを図で表したものです。

この図を見て、神経系型が4歳まで急激な成長をしていることが分かりますね。神経系は運動能力に大きく影響しています。つまり、運動能力は4歳までで80%も成長するということです。
しかし、バランス感覚は3~4歳にかけて発達していきます。バランスボードなどバランス感覚を必要とする知育玩具は難しいかもしれませんね。
- しっかりと歩く・走る
- 両足を交互に使って階段を昇り降りする
- ボールを投げる
- 両足でジャンプする
- 片足で立つ
- ケンケンをする
指先の発達
あまり上手に動かせなかった手先が、2歳になると少しずつ器用になっていきます。今まで壊す専門だった積み木を積みあげることや、舐めるだけだった紐を通すことが出来るようになるのです。
それは、2歳になると集中力がついてくるからです。集中して好きなことに取り組むことにより、指先の使い方が上達していきます。
しかし、まだ想像力が未熟なので高度なパズルやブロックは上手に遊べません。パズルやブロックは特に対象年齢を見て選ぶようにした方がいいですね。
- 力強い線を描く。
- ドアの取っ手を回して開ける。
- スプーンで食事をする。
- 大きなボタンをとめる。
- 積み木を積みあげる。
- 丸や四角を描く。
- ハサミを使う。
- ペンで線をなぞる。
- お着替えを1人でする。
言葉の発達
2歳は好奇心が旺盛で、興味がどんどん広がっていく時期です。それが言葉として表れ、「これなぁに?」や「なんでー?」など質問をしてくるようになります。
また、2歳は言葉の爆発期といい、言葉をどんどん覚えていく時期です。1歳までは「ママ」や「わんわん」など1語だったのが、2歳になると「ママ、バイバイ」など2語や3語で話せるようになります。
2歳半までに約450単語を話せるようにようになるといわれています。産まれた時は1つも言葉を知らなかったのに、2年半で450単語も話せるようになるのは驚きですよね。
しかし、言葉の発達は特に個人差が出やすいところでもあります。2歳になってもほとんど喋らないからといって焦る必要はありません。言葉を脳に貯めておいて、いきなり話しだすこともよくあります。
簡単な会話は出来るようになりますが、2歳はまだ理解できていない言葉もたくさんあります。絵本を選ぶときは、物語になっているものよりも日常に寄り添ったものを選ぶ方が楽しんでくれそうです。
- 名前を理解して話す。
- 指さして言葉で要求してする。
- 身近な人の言葉を真似する。
- 2語、3語使って話す。
- 質問が増える。
- 上下の位置関係を言える。
- 疑問詞を理解し応答する。
- 名詞+動詞を正しく理解する。
- 昨日の話ができる。
心の発達
2歳になると自己主張が強くなり、自分でやりたいという気持ちが芽生えてきます。それが恐怖のイヤイヤ期です。成長は嬉しいのですが、なかなか大人の予定通りに進められずに困ってしまいますよね。
2歳は脳の欲求を抑える機能が未熟なことや、まだ言葉で上手に伝えることが出来ないことがイヤイヤ期の原因です。イヤイヤ期を通して、少しずつ感情をコントロールできるようになっていきます。
また、自分以外の子に興味を示し関わりを持とうとし始めます。遊びを通して人と関わりを持つことは大切なことです。そういったことを重ねていくうちにオモチャを譲ったり、他の子が泣いていたら心配したりと心が成長していきます。
しかし、まだお友達と協力することや遊びのルールを理解することは難しいです。難しいルールがあるような遊びはまだ成立しないでしょう。
2歳になるとこだわりを持つようになり、「好き」と「嫌い」がハッキリします。今までは何でも着てくれていた服も、気に入った服しか着てくれなくなったりするので大変ですよね。
- こだわりを持つ
- 自主性が出てくる
- 自己主張が激しくなる
- 人と関わりを持とうとする
- 会話や玩具でやりとりをして遊ぶ
- 他人の心を理解する
- 我慢をする
- 自分と他人の区別をする
【伸ばしたい能力に応じて選ぶためのポイント】2歳児に知育玩具を与えることで伸ばせる能力とはどんなもの?
皆さん「自分の子供はこんな子に育ってほしい」というビジョンを持っていると思います。そのサポートをしてくれるのが知育玩具です。発達に応じた知育玩具を使うことで、遊びながら脳に多様な刺激を与えて子供の能力を伸ばす手助けをしてくれます。
特に、大きく成長する2歳だからこそ伸ばしやすい能力があります。2歳でいてくれるのはたった1年しかありません。せっかく知育玩具を使うなら、効率よく成長を促したいですよね。
2歳児に伸ばしやすい能力を頭に入れてから、自分の子供にはどんな能力を伸ばして欲しいのかを考えるようにしましょう。
- 運動神経
- 思考力・記憶力
- コミュニケーション能力
- 社会性
より具体的に想像するために、能力別に簡単にご説明します。
2歳で運動神経を伸ばすとどうなる?
子供の運動神経を伸ばしたいなら2歳がポイントです。運動神経が飛躍的に伸びる2歳に体を動かす知育玩具を使うことで、身体のバランス感覚が身に付き、筋肉や関節がスムーズになります。
また、様々な運動をさせることで危険を察知する能力も高まり、ケガの防止にも役立つでしょう。
しかし、ただ運動をさせるのでは意味がありません。知育玩具などを使い、遊びながら運動をさせることで身体を動かすことが楽しいと感じさせることが大事になります。そうすることで、運動自体が好きになってくれたら嬉しいですよね。
2歳で思考力・記憶力を伸ばすとどうなる?
人間の脳は3歳までに80%形成されるといわれています。脳が発達している時期に必要なのは、知識ではなく知能を良くすることです。知能は思考力や記憶力を伸ばすことで磨かれます。
2歳に知能を鍛えておくことで、リーダーシップが身に付くことや暗記能力が高まるなど、将来子供の人生をより良いものにしてくれる可能性が高くなることでしょう。
2歳でコミュニケーション能力を伸ばすとどうなる?
乳幼児期は、子供の人格を形成する基盤ともいえる大事な時期です。コミュニケーションをたくさん取れるようになることで、心が成長し人格にも良い影響を与えてくれるでしょう。
また、小さい時からたくさん人とコミュニケーションをとることで、人と接することに対するストレスも感じにくくなります。将来、良い人間関係を築く力にもなるでしょう。
2歳で社会性を伸ばすとどうなる?
社会性は教えられて学んでいくものではありません。小さい時から自分で感じて育まれていくものです。社会性を伸ばすことで、ルールを守り、人間関係を円滑にする力が身に付きます。
なので、思いやりのある優しい子に育って欲しいなら2歳から社会性を伸ばせる遊びを取り入れるといいですね。

2歳の男の子・女の子の伸ばしたい能力別にオススメ知育玩具を紹介!

知育玩具によって伸ばせる能力は様々です。伸ばしたい能力によって知育玩具を選ぶようにしましょう。ここでは、2歳に伸ばしやすい能力にそってオススメの知育玩具をご紹介します。
男の子でも女の子でも、どちらにも喜んでもらえるような知育玩具を選びましたので、2歳児に与える知育玩具で悩んでいる方は参考にしてください。
運動神経を伸ばしたい
運動神経を伸ばしたいなら、体全体を使う知育玩具がオススメです。2歳になると乗り物に乗ることやジャンプが出来るようになるので、そういった動きを取り入れることで楽しみながら運動出来るでしょう。
ストライダー

またがって地面を蹴って運転するランニングバイクです。とっても軽く、2歳でも持ち運ぶことができます。楽しみながら集中力やバランス感覚を養えます。
ランニングバイクは自転車に早く乗れるようになることや、移動手段としても楽しめるなどのメリットがあります。カラーバリエーションも豊富なので、ピンクや赤を選べば女の子にも喜んでもらえそうですね。
広い公園などで乗り回せば、かなりの運動になりそうですね。子供は乗り物が大好きなので、ワクワクしながら乗る姿が想像できます。
OneTwoFit トランポリン 補助手すり付き

調節可能な手すりがついているので、2歳でも安心して使うことができますね。バランス感覚を強化しながら全身運動を行えます。折りたたむことができるので収納も困りません。
トランポリンは軽く飛んでいるだけに見えますが、かなりの運動量になっているんです。運動が得意じゃない子供でも、トランポリンなら楽しみながら基礎の体力をつけることができます。
はらぺこあおむし おっきなボール 15cm

絵本で人気のはらぺこあおむしのイラストが描かれており、当たっても痛くないように柔らかい素材で出来ています。子供でも持ちやすいようにサイズは直径15cmです。
ボール遊びは受け取る時の距離感や、指先でボールを掴む感覚などの神経系統の発達を促す効果があります。また、運動能力だけではなく、2人以上で遊ぶことでコミュニケーション能力の向上も期待できそうですね。
思考力や記憶力を伸ばしたい
子供の思考力や記憶力を伸ばしたいなら指先を使う知育玩具を使いましょう。指先には末梢神経が集中しており、指先を使うことで脳に良い刺激を与えることができます。そのため、脳や神経の発達を促すのに効果的です。
また、指先を使う知育玩具は最初子供だけで遊ぶのが難しく、嫌になってしまうかもしれません。そんな時には親が上手にフォローしながら手を差し伸べてあげましょう。
エド・インター デザインつみき

13種類の積み木が41ピースセットで入っています。大きさ、色、素材が様々なので遊び方の幅が広がりそうですね。
台車には積み木の形が描かれているので、積み木の形通りにお片付けすることでパズルの要素も楽しめます。きっと、お片付けが楽しくなることでしょう。お片付けながら形状認識能力も養うことができるのでお得に感じられますね。
積み木は集中力はもちろん、自分で工夫して積み上げることで想像力を刺激してくれます。最初はあまり積めなくても、どんどん高く積めるようになっていく様子を見ると成長を感じられて嬉しい気持ちになりますね。
紐通し クラシックワールド ズー ビーズ

可愛らしい動物の絵が描かれた木製の紐通しです。紐の先はペン状のスティックになっているため、穴に通しやすくなっています。
子供は大人が思っているよりもデザイン重視なので、子供の好きなものやキャラクターのものを選ぶようにすれば子供も喜びますね。
紐通しは、字や絵を書く能力を養うことにもつながります。紐を通すことと字や絵を書くことは全く違うように思えますが、実は近いものがあるのです。
目で確認した穴の位置へ紐を持っていく動作は、目と手の動きを連動させなければいけません。それを繰り返し練習することにより、字や絵を描く動作にもつながっていくのです。
マジカルプレイタイム おえかきせんせい

引用:Amazon
マグネット式のペンなので、描いたり消したりがすぐに出来て何度でも楽しめます。ブロック型のスタンプを使えば、表現力を更に上げることが出来るでしょう。ひらがなシートが付いているので、字の練習をさせることも出来ます。
幼少期のお絵描きは指先を動かす練習になるだけではなく、心の発達にも良い影響をもたらしてくれます。お絵描きで自分の内面を表現することが心を成長につながります。
コミュニケーションの幅を広げたい
2歳でコミュニケーションの幅を広げたいなら、言葉が楽しく学べる知育玩具を選びましょう。また、発語が遅くて悩んでいる方にも、言葉が楽しく学べる知育玩具を使うことがオススメです。
発語は親が教えてもなかなか出てきません。知育玩具等を使って遊びを通して楽しく発語を引き出すことが大切です。
また、2歳は学習能力が大きく伸びる時期です。言葉を覚えていくと様々なことに興味を持ち始めます。ひらがなや数字に興味が向けば、教えることで知的好奇心を満たしながら学習することが出来るでしょう。
アンパンマン おしゃべりいっぱい!ことばずかん

1400語以上の日本語をアンパンマンと仲間たちが教えてくれます。単語だけではなく2語文も教えてくれるので、少し言葉が遅れている子も遊びながら2語文を学習することが出来るのです。
また、英語モードにすることも出来ます。2歳頃から英語に触れあっておくことで、英語に耳が慣れて親しみやすくなるのでオススメです。
リングカード・あいうえお

言葉を楽しく覚えられるように工夫されたリングカードです。持つだけで楽しくなるようなカラフルでポップな絵が描かれています。ワクワクしながら言葉を覚えることが出来るでしょう。
シリーズは8種類あり、動物や国旗バージョンもあるので揃えることで様々な言葉を学ぶことが出来ます。
社会性を育てたい
社会性を育てたいなら、複数人で遊べる知育玩具を選びましょう。遊び方が1つではなく、様々な遊び方が出来るような知育玩具を選ぶことがポイントです。好奇心を刺激して心を成長させ、社会性の向上につながるでしょう。
また、2歳児は独特な世界観を持っています。一緒に遊ぶ時には子供の世界観を壊さないように子供に合わせて遊ぶようにしましょう。そうすることで、より発想力が豊かになりますよ。
Ansoro おままごとセット

野菜や果物が37種類も入った大容量のおままごとセットです。全て木製で出来ているので壊れにくく安心ですね。包丁で切ることやお鍋を使うことが出来、幅広い遊び方が出来ます。
アンパンマン ジャムおじさんのやきたてパン工場

引用:Amazon
アンパンマンのパン屋さんごっこが出来るセットです。パンをかまどで焼いたり、お金で買ったりと本格的なパン屋さんが楽しめます。パンだけで別売りもしているので、パンの種類を増やすことで遊び方が更に広がりますね。
レゴ デュプロ みどりのコンテナスーパーデラックス おおきなこうえん

子供が大好きな公園を自由に作ることが出来るレゴブロックです。遊具だけではなく、ドア、窓、ハシゴなどもあるので、アイデア次第で様々なデザインの公園を作ることが出来ます。
ブロックは、作った後に家族やお友達とごっこ遊びで楽しむことも可能です。
【まとめ】2歳の男の子・女の子に合ったオススメの知育玩具で楽しく能力を伸ばそう!
2歳児に知育玩具を与える時は、2歳の発達に合ったものから伸ばしたい能力に応じて選ぶようにしましょう。そのためには2歳の特徴、この時期に伸ばしやすい能力を把握しておくことが大切です。
- 運動能力が発達する。
- 手先が器用になる。
- 話せる言葉が増えてくる。
- 自己主張が激しくなる。
- 周りと関りを持とうとする。
- 運動能力
- 思考・記憶力
- コミュニケーション能力
- 社会性
2歳は大きく成長する大切な時期です。伸び盛りの大切な時期を無駄にすることなく、知育玩具を上手に使って楽しみながら成長を見守りましょう。