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赤ちゃんはなぜ拳しゃぶり?その理由が知りたい!

生後2ヶ月くらいになると赤ちゃんが拳しゃぶりをはじめ、何とも言えない可愛らしさがありますよね。

でも、なぜ拳しゃぶりって行うのか、その理由などについて多くのパパ、ママが心配になったりしています。

授乳後、赤ちゃんが拳をしゃぶることがありますが、母乳足りてないの?
拳を舐め過ぎて、かぶれ?カサカサ?のようになっています。タダれてはいませんがどうしたらいいの?
小さな口に無理やり拳をいれようとしますが、入らず叫んだり、泣いたりします。
この行動の意味は何?
ストレス?
何かに対してイライラ?

今回は、この拳しゃぶりについて紹介し、パパママが不安に感じることを解消していきたいと思います。

拳しゃぶりって?

拳しゃぶりは、ハンドリガードと言われ、生後2ヶ月くらいから赤ちゃんに見られはじめます。

これは、自分の手や指に興味を持ち、じっと見つめたり口に入れたりするものです。

初めは不思議そうにこぶしを眺め、こぶしを口に入れたり指を吸ったりして自分の手を確かめます。赤ちゃんが自分の興味のあるものを口に入れるのは、正常に発達している証です。

これは、赤ちゃんが成長する上で意味のある特有のしぐさということになります。

赤ちゃんに生まれながらに自分の意志とは関係なく反射的に起こす動きの原始反射が備わっています。この原始反射の中で探索反射や吸啜反射と言われる物です。

探索反射とは(引用:マイナビ保育士
探索反射とは、唇に指や乳首が触れると、触れた指や乳首を探すかのように左右上下に首を回す反射動作です。赤ちゃんが生後すぐに母乳が飲めるよう、備わった反射能力と言えます。
探索反射は出生後すぐから反応が見られ、生後4~6か月で自然に消失することが基本です。

吸啜反射とは?(引用:公益財団法人 母子衛生研究会
口に入ってきたもの(ママの乳首など)を強く吸う反射です。

なぜ拳しゃぶり?その理由は?

拳しゃぶりは、赤ちゃんが成長している証拠だということは理解できましたが、なぜ、この拳しゃぶりを行うのでしょうか。その理由は次のようなものがありました。

  1. 好奇心
  2. リラックスしている
  3. お腹が空いている
  4. 眠い
  5. 歯がかゆい

 

好奇心

赤ちゃんは生後2ヶ月くらいになると周りがよく見えるようになり、自分の視界に入る物に興味を持ち始めます。身近にある動く物と言えば自分の手や足なので、一番最初に興味を持ちやすいのです。

手足を動かせることが確認できたら、手で様々な物に触れてみたり、手を裏返してヒラヒラさせてみたり、こぶしを握ったりしながら自分なりの新しい遊び方を増やしていきます。

赤ちゃんにとって自分の手や指は、最初のおもちゃといっても良いでしょう。

リラックスしている

 


拳しゃぶりにはリラックス効果があると考えられています。近くにママやパパがいないときや気持ちが落ち着かないとに、赤ちゃんが指しゃぶりをすることがあります。

お腹が空いている

赤ちゃんは、言葉を話せないため、様々なしぐさでお腹が空いたことを伝えようとします。空腹を感じたときに拳しゃぶりや指しゃぶりを始めるという赤ちゃんはたくさんいます。

眠い

赤ちゃんって拳や指をしゃぶりながらよく寝ていますよね。これがとても可愛いんですよね。拳や指をしゃぶり始めたら眠いというサインの場合もあります。

歯がかゆい

歯が生え始める時期になると、歯茎がむずがゆくなり拳しゃぶりを始める赤ちゃんもいます。

気を付けるポイント

紹介してきたように、赤ちゃんの拳しゃぶりは赤ちゃんの成長の過程になりますので、無理にやめさせる必要はありません。成長している証拠だと思って温かく見守りましょう。

かぶれてしまうなどといった症状が出てしまったりすることがありますので、拳しゃぶりをする際に気を付けるポイントや対策などを紹介していきます。

肌荒れに気を付ける

拳しゃぶりをしすぎると、唾液で手の皮膚がかぶれてしまい、肌荒れを引き起こすことがあります。

唾液がついた手は拭いて清潔にし、ワセリンなどで保護してあげることが必要です。心配な方は、小児科や皮膚科で薬を処方してもらっても良いですね

手袋をして拳を保護することも効果があります。

手のほこりやゴミをとってあげる

手についたほこりやゴミを誤って口の中に入れてしまわないように、手のほこりやゴミを取り除きましょう。

赤ちゃんは手をグーにしていることが多いため、手のひらの中にゴミのようなものが溜まっているということがよくあるかと思います。

手をひらいて汚れをしっかり拭き取ってあげてくださいね。

赤ちゃんのそばに物を置かない

赤ちゃんが寝ている近くに着替えやおむつなどを置いている場合が多いかと思います。
しかし、赤ちゃんのそばに物を置いておくと、拳しゃぶりと同時に口に入ってしまい、誤飲してしまう可能性があります。

この時期の赤ちゃんは行動範囲が狭いですが、手足を激しく動かした反動で移動することもあります。赤ちゃんのそばに物を置いておくことは危険ですので、注意することが必要です。

赤ちゃんの爪を切る


爪が伸びていると顔や口の中に爪が当たって引っ掻いてしまいます。赤ちゃんの爪は伸びやすいので、こまめに爪を切っておくことが大事です。

赤ちゃんの手は小さく、また赤ちゃんはじっとしていないことが多いため、爪を切りにくいと感じるパパやママも多いでしょう。

ミルクを飲んでいるときは比較的おとなしくしている赤ちゃんが多いので、パパに協力してもらって赤ちゃんの爪を切るとスムーズです。

無理に拳しゃぶりをやめさせない

生後2~3ヶ月ごろの拳しゃぶりは生理的な行為のため、無理にやめさせる必要はありません。赤ちゃんは好奇心旺盛で、他のものに興味を持ち始めたら自然と拳しゃぶりもやめています

もし拳しゃぶりをしすぎて皮膚のただれや吸いだこができている場合であれば、外の景色を見せたり、おもちゃをあげたり、あやしたりして赤ちゃんの興味を拳から他のものにしてあげましょう。

安心させるために抱っこなどのスキンシップ


赤ちゃんは拳しゃぶりをすることでリラックスしようとしている場合があります。拳しゃぶりだけではなく、赤ちゃんが安心できるように、抱っこなどのスキンシップを試して、親子でコミュニケーションをとって赤ちゃんを安心させてあげましょう。

歯固め用のおもちゃを活用

歯が生えてきてかゆいくなったり、歯が生えてきた場合は、時に口の中に指など物を入れ続けると歯並びに影響する可能性もありますので、歯固め用のおもちゃなどを使用してあげましょう。

 

引用:楽天市場

 

まとめ

赤ちゃんの拳しゃぶりは、赤ちゃんが成長している過程で起きるものです。何も心配する必要はありませんし、無理にやめさせる必要もありません。

その理由は好奇心からだったり、リラックスしたりするためです。空腹や睡眠の合図でもあります。

赤ちゃんとよくコミュニケーションをとってミルクをあげたり、寝かしつけたりしてあげてください。

拳しゃぶりを行うのもこの時期だけとなります。赤ちゃんの可愛らしい姿を目に焼き付けておきましょう。