赤ちゃんと同じ布団で一緒に寝る事で、ママやパパの愛情をより与えてあげたいですよね。だけど、赤ちゃんが安全に寝れる環境ではないと、赤ちゃんを危険にさらしてしまう原因になりかねません。
そのために、この記事で赤ちゃんと安全に川の字で寝る方法を知っておきましょう。
ここでは、こちらの3つの疑問を解消します。
- いつから赤ちゃんと同じ布団で川の字で寝てもいいのか
- 安全に赤ちゃんと川の字で寝るためのポイントとは
- 赤ちゃんと川の字で寝るメリットとは
この記事を読めば、安心して赤ちゃんと川の字で寝られるようになりますよ。
Contents
いつから大丈夫?同じ布団に川の字で寝る時に赤ちゃんの安全を守る5つのポイント
赤ちゃんと同じ布団に川の字で寝てもいい時期は、赤ちゃんの安全が守られていれば生後1ヶ月から大丈夫です。
布団はベッドと違い弾力が少ないため、赤ちゃんの体が安定します。なので、赤ちゃんの首がすわる前から一緒に寝る事ができるのです。
しかし、赤ちゃんは自分で危険を回避できないため、きちんと安全を守る対策をしておく必要があります。こちらは、赤ちゃんが事故死した原因を表で表したものです。
引用:はじめよう眠育
窒息が8割を占めている中でも、就寝時が1番多くなっています。赤ちゃんと寝る時の安全確認がいかに重要かが分かりますね。
また、赤ちゃんと寝るにあたって、特に気を付けなければいけない事は乳幼児突然死症候群です。
健康だった赤ちゃんが何の予兆もなく突然死亡してしまう原因不明の病気です。
添い寝は乳幼児突然死症候群のリスクが高まるとも言われていますが、添い寝自体はメリットもたくさんあります。きちんと対策をすれば、リスクは下げられるので安心してくださいね。
そのために、赤ちゃんと安全に川の字で寝るための5つのポイントを説明します。
- 敷布団は固めのものを使う
- 赤ちゃん用のかけ布団を使う
- 赤ちゃんを寝かせる位置は端っこにする
- 赤ちゃんと体を密着させ過ぎない
- ベッドインベッドを使う
それぞれくわしく説明しますね。
①敷布団は固めのものを使う
それは危険です。赤ちゃんと一緒に寝る時は、赤ちゃんが埋もれない固さの敷布団を使いましょう。
赤ちゃんの頭は重いため、やわらかい素材の敷布団だと赤ちゃんの顔が埋まってしまい、窒息の原因になりますよ。こちらは、就寝時の窒息の原因を表したものです。
引用:ままのて
顔がマットレスに埋まって窒息してしまう赤ちゃんが、1番多い事が分かりますね。
また、やわらかい布団だと体の発達にも影響があります。赤ちゃんは寝ている時間が多いため、布団がやわらか過ぎると体に負担がかかり、背骨や関節の正常な発達ができなくなってしまうのです。
もし、腰痛などで固い布団がきつい場合は、ベビー布団を横に敷いて赤ちゃんだけ別の布団で寝かせるなど工夫をしましょう。
赤ちゃんが埋もれてしまう可能性があるものは全て危険です。赤ちゃんが寝る場所の周りに大人用の枕やぬいぐるみなどが無いかも確認しましょう。
②軽いかけ布団を使う
赤ちゃんと一緒に寝る時には、大人とは別に軽めのかけ布団を使いましょう。
確かに川の字で寝るというと、大きい1つのかけ布団で家族3人が寝ている姿をイメージしがちですよね。しかし、子供が大きくなってからはいいですが、小さい赤ちゃんには危険です。
なぜなら、大人用の布団は重くやわらかいため、寝ているうちに赤ちゃんの顔が包まれ呼吸ができなくなってしまう可能性があるからです。就寝時の窒息の原因を見ても、かけ布団による事故が第2位になっています。
厚生労働省のHPでも、赤ちゃんの窒息事故防止のためにこのような事を注意しています。
掛け布団は、赤ちゃんが払いのけられる軽いものを使用し、顔にかぶらない
ようにしましょう。引用:厚生労働省
赤ちゃんには、赤ちゃん用のかけ布団を使用する事がおすすめです。軽くてハリがあるため、赤ちゃんの呼吸を邪魔するリスクが少なくて安心ですよ。
③赤ちゃんを寝かせる位置は端っこにする
確かにそれは理想ですが、赤ちゃんが小さいうちはやめておきましょう。
赤ちゃんと川の字で寝る時には、ママを真ん中にして端っこの位置に赤ちゃんを寝かせると安全ですよ。赤ちゃんを真ん中にしてしまうと、大人が寝返りをうった時に圧迫してしまう危険性があるからです。
赤ちゃんにとって自分の20倍もある体重をかけられたら、呼吸ができなくなってしまいますよね。親による圧迫での死亡事故も少なくありません。
ママが壁になり赤ちゃんを守ってあげましょうね。
④赤ちゃんと体を密着させ過ぎない
赤ちゃんはママやパパに抱っこされたまま寝る事が大好きです。しかし、赤ちゃんが眠った後は赤ちゃんにくっつき過ぎないようにしましょう。
抱っこしたまま寝てしまうと、赤ちゃんの呼吸ができなくなってしまう危険性があります。また、熱がこもる事で乳幼児突然死症候群のリスクも上がりますよ。
また、首がすわっていない赤ちゃんに腕枕で寝かせる時も、窒息の原因になってしまうため気を付けましょう。赤ちゃんが眠った後で、腕をそっと外してくださいね。
⑤ベッドインベッドを使う
赤ちゃんと一緒に寝る事が不安な方は、ベッドインベッドを使いましょう。ベッドインベッドは、寝ている間の事故を防いで赤ちゃんを守ってくれますよ。
新生児から使えるタイプと、寝返りを始めた時期から使えるタイプの2種類あるので、成長によって選ぶようにしましょう。
それぞれの時期のおすすめベッドインベッドを紹介しますね。
【ねんね期】farska ベッドインベッド フレックスオーガニック
育児グッズを扱う有名なメーカー「farska(ファルスカ)」の人気商品です。頑丈なフレームがママ、パパの寝返りや布団の重さから赤ちゃんをしっかり守ってくれます。
ファルスカが独自開発した高反発マットレスを使っており、赤ちゃんの背骨の発育に最適な弾力になっていますよ。
形を変化させればお座りサポートとしても利用できるため、赤ちゃんの時期だけではなく最長6歳まで使えるのは嬉しいですね。
【寝返り期】farska ベッドインベッド エイド
高さ13cmの大きな三角形のクッションが赤ちゃんを守り、寝返りを防いでくれます。三角クッションは面テープ式なので、赤ちゃんの成長具合に合わせて広さを調節できますよ。
丸めればコンパクトになるので、帰省や旅行などに簡単に持ち運びできるのは嬉しいですね。
【生後1ヶ月過ぎたらいつからでも始めよう】赤ちゃんと同じ布団に川の字で寝る3つのメリット
家族で川の字で寝ると、赤ちゃんにとってもママ、パパにとってもいい事がたくさんありますよ。
川の字で寝るというのは、昔からある日本の風習ですよね。それが今までずっと受け継がれている理由は、それだけ川の字で寝るメリットが大きいからなんです。
ここでは、川の字で寝る事で得られる3つのメリットを紹介しますね。
- 赤ちゃんが親の愛情を感じられる
- 寝る前のスキンシップができる
- すぐに赤ちゃんのお世話ができる
家族で川の字で寝るメリットを知って、ぜひ今からでもやってみましょう。
①赤ちゃんが親の愛情を感じられる
ママやパパが隣で寝ていると、赤ちゃんは自分が愛されている事を実感できます。そのため、精神的に安定するのです。
子供の頃、不安な事があるとママやパパと一緒に寝てもらいませんでしたか?赤ちゃんも同じで、まだ自己主張ができなくてもママやパパの存在が感じられると、安心して眠る事ができるのです。
ママやパパも赤ちゃんの寝顔を真っ直ぐ見られるため、かわいい寝顔に幸せを感じられますね。
②寝る前のスキンシップができる
川の字で寝ると、寝かしつけの時に赤ちゃんとたくさんスキンシップをとる事ができますね。赤ちゃんとたくさん触れ合う事で、親子の信頼関係が構築されますよ。
親子で触れ合うと、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが脳内で分泌されます。オキシトシンは、信頼関係を高める、ストレスを緩和するなどの嬉しい効果があるのです。
また、赤ちゃんの将来にも影響し、記憶力を上げてくれる効果もあります。逆にオキシトシンが足りないまま大きくなってしまうと、心理的に不安定のまま成長してしまう可能性がありますよ。
こちらの表は、赤ちゃんの時期のスキンシップ量に対する、成長した子供の情緒安定性と社会性を表したものです。
引用:ボーネルンド
ママとのスキンシップは情緒安定性を高め、パパとのスキンシップは社会性を育ててくれる
という事が分かりますね。ママもパパも毎日忙しくてなかなか赤ちゃんと触れ合う時間が取れないかもしれませんが、寝る前だけでもたくさんスキンシップをとる時間にしてくださいね。
赤ちゃんだけではなく、ママやパパにもオキシトシンは分泌されるので、日々のストレス緩和などの効果がありますよ。
③すぐに赤ちゃんのお世話ができる
赤ちゃんがまだ小さいうちは、夜中も赤ちゃんのお世話をしなければいけませんよね。赤ちゃんと川の字で寝ていたら、すぐに授乳や夜泣きの対応ができるのでママもラクですよ。添い乳をしたまま寝かしつけができるのも、一緒に寝るメリットですね。
添い乳をする場合は、赤ちゃんに覆いかぶさらないように気を付けましょう。
赤ちゃんも、不安になって起きたときに隣にママがいてくれたら安心しますよ。パパもいるので、夜泣きの対応をパパにお願いする事もできそうですね。
また、地震など災害が起きた場合でもすぐに赤ちゃんを守れるので安心ですよ。
【まとめ】赤ちゃんの安全が守れていればいつからでも大丈夫!同じ布団に川の字で寝て愛情を伝えよう
赤ちゃんと川の字で寝る時には、赤ちゃんの安全のために対策をきちんとおこないましょう。対策ができていれば、生後1ヶ月から一緒に寝ても大丈夫ですよ。
では、最後に赤ちゃんと安全に川の字で寝るためのポイントをまとめます。
- 敷布団は固めのものを使う
- 赤ちゃん用のかけ布団を使う
- 赤ちゃんを寝かせる位置は端っこにする
- 赤ちゃんと体を密着させ過ぎない
- ベッドインベッドを使う
赤ちゃんも大きくなると親とは離れて寝るようになるため、家族で川の字で寝られる時期は限られています。この限られたぜいたくな時間に、家族の絆を深めたくさん愛情を伝えていきたいですね。