育児の悩み

これって発達障害?生後2ヶ月の赤ちゃんが手足をバタバタする理由

生後2ヶ月手足バタバタ発達障害
不安なママ
不安なママ
生後2ヶ月になる娘がいます。激しく手足をバタバタと動かすことがあり、友達に発達障害なのでは?と言われ、心配しています…

 

このように赤ちゃんに不自然な動きがあったり、友達に指摘されると「発達に障害があるのでは?」と不安に感じてしまうママは多いと思います。

 

しかし結論からいうと、生後2ヶ月の赤ちゃんが手足をバタバタすることは、発達障害とは関係がありません。でも何も知らないままでは、不安は消えませんよね。

 

そこで、この記事ではこれらを説明していきます。

  • 発達障害の様々な症状と、それらが現れる時期
  • 赤ちゃんの手足バタバタの本当の理由

 

この記事を見ることで発達障害への不安が解消され、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんとの時間を過ごせるようになりますよ。

 

「赤ちゃんが手足をバタバタ」生後2ヶ月の段階では分からない!発達障害の症状と気付きのタイミング

赤ちゃんの動作で気になるものがあったとしても、生後2ヶ月の段階で発達障害かは誰にもわかりません。それであれば赤ちゃんが手足をバタバタしているのをみて発達障害なのではと、どれだけ悩んでも仕方がありませんよね。

 

どうして分からないかをしっかり知っておくことで、今の不安に悩まされる必要がないことがわかりますよ。

 

発達障害を判断できない理由
  • 発達障害を疑っていた行動は、成長していく過程で無くなっていくことがあるから
  • 発達障害は成長していくことで判断が可能になるから

 

それぞれの理由を説明していきますね。

 

成長していくうちに本当になくなる?

赤ちゃんが手足をバタバタする行動は、成長していく過程で見られなくなっていきます。寝返りやハイハイなど、できることが増えてくると徐々にバタバタしなくなっていきます

 

私にも4歳の息子がいます。息子の場合は、寝返りができるようになり始めた5ヶ月頃になると、手足をバタバタすることが少しずつ減っていきました。歩けるようになる1歳頃にはバタバタする行動は見られなくなっていました。

 

終わってしまえば、ステキな思い出です。今しか見られない行動なのでしっかりムービーにおさめておきましょうね!子供が大きくなってから見返すと可愛くて仕方がありませんよ。

 

発達障害はいつ頃、診断が可能になる?

発達障害は、成長をしていく上で生活に困難をきたす特性がある場合に診断されるもので、早い場合だと2歳〜3歳頃多くの場合は小学校就学の7歳頃に診断されます。その診断はとても難しく、「普通」と「障害」の間にはっきりとした境界線はありません。

 

また発達障害にはいくつか種類があり、大別すると「自閉症スペクトラム」「ADHD(注意欠如・多動性障害)」「LD(学習障害)」の3つに分類されます。特性のあらわれ方は十人十色で、同じ障害名であっても同じ特性が現れるとは限りません。

 

以下を読むことで、生後2ヶ月の段階では発達障害がわからなくて当然と思えるでしょう。

生後2ヶ月手足バタバタ発達障害

ではそれぞれのどのような特性があるのか、また気づきのタイミングについて説明していきます。

 

自閉症スペクトラムの特性と気づきのタイミング

自閉症スペクトラムの特性は、対人関係が苦手、こだわりが強い、感覚過敏または感覚鈍麻といったものがあります。

自閉症スペクトラムの症状は2〜3歳頃からわかりやすくなると言われています。

 

赤ちゃんのうちは、ママやパパなど家族とほとんどの時間を過ごし、他の人とコミュニケーションをとる機会はありません。また、こだわりや感覚については、赤ちゃん自身が何かしら感じていることはあるかもしれませんが、話すこともできない赤ちゃんの気持ちを正確に知ることはできません。したがって赤ちゃんの段階では自閉症を診断することはできません。

 

ADHD(注意欠如・多動性障害)の特性と気づきのタイミング

ADHDとは、集中力が続かず注意力散漫、落ち着きがなく行動をコントロールできない、衝動的な感情を抑えられないといった3つの主な特性があります。

ADHDの症状が目立ち始めるのは、早い場合は3歳頃、多くの場合は小学校就学の7歳頃からがほとんどです。

 

赤ちゃんは泣いて気持ちを表現します。感情をコントロールしていたら、それは赤ちゃんではありませんよね。赤ちゃんの段階でADHDを診断することはできません。

 

LD(学習障害)の特性と気づきのタイミング

LDとは全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する、のうち特定のことが著しく苦手であるという特性があります。

LDの症状は早い場合は3歳頃、多くの場合は小学校1〜4年生頃に気づかれることがほとんどです。

 

赤ちゃんはほとんど寝て過ごし、学習などはしません。一般的に学習をするようになるのは、小学生になってからです。こちらも赤ちゃんの段階では分からなくて当然ですよね。

 

生後2ヶ月の赤ちゃんが手足をバタバタするのは発達障害よりもこんな理由

生後2ヶ月では発達障害を判断できない事がわかりました。ではどうして手足をバタバタさせるのか、疑問に思いますよね。

 

そこで生後2ヶ月頃の赤ちゃんには、どのような発育の様子が見られるのか、赤ちゃんが手足をバタバタする本当の理由が何なのかを説明していきます。これらを正しく知ることで、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんを見守ることができますよ。

 

生後2ヶ月頃の赤ちゃんの発育の様子

生後2ヶ月頃の赤ちゃんには、このような発育の様子が見られます。

  • 手足の動きが活発になり、激しくバタバタと動かすことが増える
  • 指しゃぶりをする
  • 周りのおもちゃなどに興味が芽生え、目の前で動くものを目で追うようになる
  • 「あー」「うー」などと、おしゃべりができるようになる

 

これまでは「ねんね」ばかりだった赤ちゃんも、生後2ヶ月頃になると少しずつできることが増えていきます。「生後2ヶ月の赤ちゃんが手足をバタバタさせる」のは、おかしなことではなく赤ちゃんの特性であり、そのくらいの月齢に頻繁に見られる行動のひとつなのです。

 

実際に同じ月齢のお友達も同じような行動が見られますよ。

 

 

これらは、あくまで目安です。ひとりひとり個性があり、成長スピードは数ヶ月違ってくる事だってあります。参考になさってください。

 

赤ちゃんが手足をバタバタ動かすのは、どうして?

生後2ヶ月手足バタバタ発達障害

生後2ヶ月の赤ちゃんが手足をバタバタする行動の理由としては、以下のものがあります。

  • 自由に動かせるようになるために、トレーニングをしている
  • 手足を動かす感覚を楽しんでいる
  • 気持ちを伝えようとしている

 

赤ちゃんは寝返りやハイハイに向けて、自由に動かせるようになるためにトレーニングをしています。少しずつ体を動かすことができるようになり、手足を動かす感覚を楽しんでいるのかもしれません。

また話すことができない赤ちゃんは、手足をバタバタすることで、パパやママに気持ちを伝えようとしています。楽しい気持ちや嬉しい気持ち、悲しい気持ちや不満な気持ちなど、小さな赤ちゃんにも感情はしっかりとあります。

 

赤ちゃんをよく観て、気持ちを読み取ってあげることが大切です

 

では赤ちゃんが手足をバタバタしている時の具体的な対応の仕方を説明していきますね。

機嫌よくしているなら、スキンシップを楽しみましょう。手を握ったり、笑いかけたり、話しかけてみたりしましょう。

もしも機嫌が悪いようなら、おむつが汚れていないか、お腹が空いていないか、暑くないか、寒くないか、眠くないかなど不満に感じていることがあるのかもしれません。そんな時は、赤ちゃんをよく観て不満を解消してあげましょう。

 

息子もお腹の中にいる時は、よく手足をバタバタ動かしていました。特に、お腹が空いた時と眠い時は泣きながら激しくバタバタとしていたのを覚えています。私は発達障害などと疑うことはありませんでしたが、不安になってしまう気持ちは痛いほどわかります。

 

赤ちゃんをよく観ているとパターンが分かってくることもあります。赤ちゃんをよく観て、コミュニケーションをしっかりとりましょう

 

【まとめ】生後2ヶ月の赤ちゃんが手足をバタバタするのは発達障害だからではなく、赤ちゃんの可愛い特性だった‼︎

生後2ヶ月手足バタバタ発達障害

こちらの記事では、生後2ヶ月の赤ちゃんが手足をバタバタする行動は発達障害とは関係がないことを説明しました。

 

生後2ヶ月の赤ちゃんの手足バタバタが発達障害と関係ない理由
  • 発達障害と診断できるのは早くても2〜3歳頃だから
  • 赤ちゃんの手足バタバタは成長の証、それにはきちんと別の理由があるから

 

手足バタバタは生後2ヶ月頃に頻繁に見られる、可愛い特性です。今しか見られない行動ですので、ゆったりとした気持ちで見守ってあげましょうね。