子供が日々成長していく姿が見られるのは、ママにとって最高の幸せですよね。
だけど、成長する度に出てくるママの悩みもさまざま・・・。
その中で多くのママを悩ませているのは食事についての悩みです。
実際、私の周りの子育て中のママたちも同じ年齢の子供でも成長ペースはさまざまなので、溢れる情報に戸惑っている場面をよく見かけます。
そんな話題もよく上がります。
今回は、幼児食について注意すべき点等をご紹介します。
Contents
【今までの食べてはいけないものから卒業!?】そもそも幼児食っていつから?
1歳に入って離乳食の完了期を迎える時期、いつから幼児食にしたら良いんだろうと悩む声をよく聞きます。だけど周りのママに合わせて無理矢理始めることだけはやめてください。
幼児食と一言で言っても、基本的には1歳半頃から5歳頃までと範囲は広いので、与えていい食事も年齢によって異なります。
それは子供の成長段階によって、内臓機能や味覚機能などの発達がそれぞれ異なるからです。それに成長段階に個性があるのは当たり前で、同年齢でもさまざまですよね?
乳歯が生え始めている子もいれば、そうでない子もいます。
食に興味を持ち遊び食べを始めている子もいれば、そうでない子もいます。
同世代の子供の食事の様子や色々な情報で、結局自分の子供はどうしたら良いのかとママたちが悩むのも当然ですよね。
とにかく周りと比べず、開始時期はあくまで目安と考えてください。
大切なことは、毎日の子供の成長を観察することです。そして新しい食べ物に挑戦しようかなと思ったら一口あげてみて、様子を見ながら徐々に色々な物を試していくのが一番ベストだと思います。
幼児食の食べてはいけないものとよくある疑問
子供が幼児食をとるようになった時、気をつけることが何かないか気になりますよね。ここでは幼児食では避けるべき食べ物と、幼児食を準備しようとした時にママがよく気になる疑問に回答していきます。
幼児食で食べさせてはいけないもの
基本的にはまず、幼児は大人より味覚も敏感なので刺激物や塩分を多く含むものには気をつけましょう。できる限り、薄めにして与えてあげてください。
そして具体的に避けるべきものはこちらです。
生もの
基本食中毒の危険があるため、しっかり火を通しましょう。
【刺身】2歳頃からOKです。少しの量を細かくして与えてください。
【生卵】2歳頃までは与えないでおきましょう。
刺激が強いもの
辛味があるものは、与えないでおきましょう。(キムチ、豆板醤など)
塩分、脂肪分の多いもの
水分を調節する働きが未発達のため、与えすぎには気をつけましょう。
【白胡椒】味を整える程度なら量に気をつけて使用出来ます。
窒息の危険があるもの
喉につまらせる心配があるため、年齢に合わせて与えましょう。
【もち】3歳以降から小さくちぎって与える
【ピーナッツ】3歳までは砕いたり擦ったりして与える
アレルギーを引き起こす可能性のあるもの
命の危険があるため要注意です。
特に食物アレルギーに関しては、乳幼児は5〜10パーセント程度いるので注意が必要です。アナフィラキシーショックになると短時間でアレルギー反応が出て生命の危険もある為、意識して食事を与えてあげましょう。
大人と同じような食事はNGなの?
食べられる幅が増えていく分、大人と同じ食事でも良いのかどうかと悩む人は多いと思います。
基本は薄味なら大丈夫です。
私自身実家を出てから、働きながらご飯を毎食作ったり、お弁当を作ったりするだけでも、こんなに手間と時間がかかるんだなと痛感して母に感謝した記憶があります。
と感じているあなた。自分を責めないでください、普通の感覚です。
じゃあ、どうしたら楽になるの?
私の知り合いのママたちがよく実践しているのは、、、
まずは薄味から徐々に(3歳児頃から)大人の味に近づける
という方法です。
食べてはいけないものの中にも入っていましたが、幼児期に塩分の多いものや味の濃い食事を与えてはいけません。
なので、薄味の調理過程で子供用として取り分けておいて、そのあと大人用に味付けしてあげれば1回の調理過程で出来ちゃいます!
と思う人もいるでしょう。
基本的には食べてはいけないものを除いては、大人と同じような食事で必要な栄養があれば追加、必要ないなら除いてあげれば良いと思います。
差し引きのテクニックで、幼児食の大変な時期を楽しく過ごしましょう。
作り置き(冷凍)はNG?
冷凍も適している食材ならOKです。
でも適している料理とそうでない料理があるので、その点には注意しましょう。
1. 野菜が多く水分の出やすい料理
2. 冷凍に不向きな食品が入っている(蒟蒻、豆腐等)
3. サラダ系
1. 肉、魚がメインの料理
2. 炭水化物メインの料理(ご飯、パン、麺類等)
3. 揚げ物料理
4. スープやカレー類
いつ調理して、冷凍しておくかなども各家庭の生活スタイルがあると思うので自由です。
注意点は保存期間をきっちり守ること。
食中毒の危険などもあるので、きちんと水分は飛ばして密閉して保存することです。通常の冷凍保存するときの注意点とあまり変わりません。
フォローアップミルクはあげてもいいの?
フォローアップミルクをあげた方が良いのか悩むママの声もよく聞きます。
他のママがあげていたりすると、自分の子供にもあげた方が良いのか悩んでしまいますよね。
実際商品説明を見てみると、「生後9ヶ月頃から3歳頃まで飲むことができる」という説明を多く見ます。
そうなんです。
あくまでフォローアップミルクは育児用ミルクと全く違うものなんです。
牛乳の代わりとして、鉄分やビタミンD等の栄養素が補えるような商品です。
育児用ミルク→主食 フォローアップミルク→栄養補助食品
私の考えるイメージはこんな感じです。。
なので無理に飲ませるものでも、飲ませてはいけないものでもなく栄養がしっかり摂れているなら飲まなくても問題ありません。
通常の食事や、おやつに混ぜている賢いママもいますよ。
【悩みの多い幼児食の解決策】食べてはいけないものは避けて楽しく作ろう!
ここまで幼児食をいつから開始したら良いかや、食べてはいけないものはどんなものかなど、基本的にしてはいけないことを紹介してきました。まだどんなものを作ったらいいのかなど、具体的なイメージが湧きづらいと思います。
ここからはどんなものをママたちは作っているのかや、幼児食の悩み解決策を紹介したいします!
実際どんな物を食べさせたら良いのか
実際、どんなメニューをママたちは幼児食として選んでいるのか定番メニューをご紹介します。
ハンバーグ
お子様が大好きなハンバーグは定番レシピの一つです。特にハンバーグに豆腐を入れているママは多くいます。
野菜は細かくして混ぜ、大きさもお子様に合わせて自在に変えられるので定番人気メニューです。
かぼちゃの煮付け
かぼちゃはビタミン、さらにはβカロテンまで豊富で免疫力を高めてくれます。食物繊維も多いため幼児食にはぴったりな食材です。
柔らかく栄養も摂れて万能メニューですよね!
チャーハン
引用:楽天レシピ
チャーハンはすぐに作れる為、ママにとって大助かりな一品!具材も自由に決められるため、与えてあげたい栄養やお子様が好きな具材など選んであげられるところも楽しいですよね。
栄養を考えて、小松菜やしらすを入れて作ってあげてるママも多いです。
豚の生姜焼き
引用:楽天レシピ
生姜が入っているので与えて大丈夫なの?と疑問に思うと思いますが、1歳半頃から食べられます。脂が多かったり味が濃かったりしたら、お湯などで薄めてあげてください。
お肉は食べやすいように細かく切ってあげ、小麦粉をしっかりまぶしてあげれば旨みも逃げず美味しく食べられます。
鮭のムニエル
バターも心配されるママがいますが、脂質も多く与えなければ必要な栄養源です。
特に脂質は効率よくエネルギーを確保できる為、動き回る子供にとっては鮭の豊富なビタミン、DHAとEPAを摂取しながらエネルギー源も確保出来るので、人気のメニューになってます。
うどん
食欲がなく、体調があまり良くない時でも効率よくエネルギー源を確保出来るのはうどんです。
具材も煮込んで豊富に入れてあげることが出来るのでママのお助けメニューになります。元気な時にはお肉や野菜の両方を入れてあげているママも多くいます。
シチュー
具材も多く、保育所給食でもよく利用される定番メニュー!なんといっても暖かくて具材もたっぷり入れられるので栄養満点メニューです。
大根シチューやブロッコリーの入ったシチューなどは冬の旬野菜が多く摂れる為、風邪予防にもなります。
肉じゃが
引用:レシピブログ
野菜が多く味付けも調節しやすいので、人気のメニューです。
余っても、リメイクがしやすくカレー、トマト煮込み、コロッケにまで変身出来ちゃうので食事を作る苦労の面や、難しい栄養面もどちらも解決してくれる一品です。
幼児食作りを簡単にするには?
ある程度メニューのイメージが湧いたところで、調理を簡単に出来る便利グッズを紹介します。時短にもなるので、しっかり活用しましょう!
ワンプレート食器
2歳頃まではまだ上手にお茶碗など手で持って食べることが出来ません。そんな時に役に立つのがワンプレート食器。仕切りがついてるものを選んであげましょう。3つに仕切られてるものであれば主食、主菜、副菜を自然と準備出来るようになります。
また仕切りがあることで、まだまだ上手に食べられないお子様がスプーンで食材をすくったりしやすくなります。
ベビーフード
引用:キューピー ベビーフード・幼児食
まだまだ子育てに大忙しのママにとって助かるアイテムがベビーフードです。幼児期から使えるものもあり、そのまま利用してもいいですしアレンジして楽しむママもいます。
なんといっても災害時の非常食としても活躍出来るので、安心できます。
シリコンスチーマー
まだまだ硬いものが食べられない時期に調理の時間を短くしてくれる必須アイテム!放っておくだけで野菜を柔らかくしてくれます。鍋を使わないから洗い物もとっても楽です!
味噌キューブを作っておく
お味噌を溶かすのって手間もかかって困りませんか?そんな時に味噌キューブを予め作っておくことをお勧めします。お味噌汁は具沢山だと立派な副菜の一品になります。シリコンスチーマーで柔らかくしたストックの野菜を加えてあげると即席で完成です!
①味噌汁を作っておいたものを、アイストレーに入れて凍らせておく
②使用時に野菜の量に合わせて、お湯で薄めて溶かして利用
調理バサミ
「幼児食はとにかく細かくする」でしたよね?なら、調理バサミで切っちゃいましょう。洗い物が少なくて済むのが調理バサミのいいところ。調理済みの料理をチョキチョキっと切ってあげましょう。
【まとめ】食べてはいけないものはあるけれど、幼児食をもっと気楽に考えよう!
いかがでしたか?
幼児食って難しく考えすぎて、悩んでるママも多いと思います。
でも、子供の成長や個性はさまざま・・・。
他の子と比べたり、考えすぎが一番良くないと思います。
食べさせてはいけないものには注意し、主食、主菜、副菜をバランスよく食べる。あとは子供が食事を楽しめる環境や食に興味を持ってもらうことが大切。ママも子供も自然と楽しく過ごせるよう、幼児食ライフを楽しみましょう。