離乳食・幼児食・妊婦食事

幼児食っていつからいつまで⁇子どもにとってどんな期間?

赤ちゃんが生後半年をすぎて、はじめた離乳食。最初はおかゆやすりつぶしたご飯からはじまり、細かくした野菜や果物など徐々に食べれるようになってきた頃を見計らって、幼児食への切り替えとなります。

幼児食ってなに?
離乳食とどう違うの⁇
いつからいつまでどんなものをあげたらいいか、わからない‼︎

たくさん悩みはあると思いますが、この記事で幼児食についての正しい知識を手に入れることで、お子さんの成長にあった食事を準備できるようになりましょう。

幼児食はいつからいつまで⁇幼児食の時期はどんな時期⁇

幼児食②

いつからいつまで⁇

実は幼児食の期間は長く、離乳食を卒業した1歳すぎから6歳ごろまでの食事のことです。少しずつ大人と同じものが食べられるようになる、いわば食事の練習期間です。このあいだに脳や舌が成長し、6歳までの食生活がお子さんの一生の基盤になると言われています。

幼児食は、大人の食事をそのまま与えるのではなく薄味にしたり、柔らかくしたり噛む力も消化機能も未発達お子さんひとりひとりに合わせた食事のことです。

幼児食の期間はどんな時期⁇

幼児食⑤幼児食は約5年間続く、大切な期間です。この間に徐々に、硬さや量も変化していって、大人と同じものが食べられるようになるのですね。味覚もこの時期に発達し、幼児食が終わるまでに完成します。

またこの時期は心身ともに、ぐんと発達する時期でもあります。身体を支える食事内容だけでなく、食べることの楽しさを伝えながらお子さんとコミュニケーションをとって食のリズムを整えましょう♪

【幼児食の食事のポイント】いつまで薄味⁇いつから大人と一緒でいいの⁇

幼児食⑥

年齢に応じて味付けも変えてみよう

1歳頃〜2歳頃は大人の1/3〜1/2程度の味付けにしましょう。3歳頃から大人と同じものも食べれるようになります。ですが、幼児食の時期の子どもの味覚はとても敏感で大人より味を強く感じやすいです。なので基本は薄味の調理を心がけましょう。

離乳食からステップアップした直後の1歳頃〜2歳頃までの幼児食前期にあたる期間は、食材の形や硬さを変えながら噛む力を鍛えたりスプーンやフォークの練習をして自分で食べる意欲を育む時期です。

幼児食後期にあたる、3歳〜5歳の期間は歯がたくさん生えてきて、歯応えのあるものも食べられるようになります。ですがまだまだ噛む力は未熟です。お子さんの食べる様子を見て調整してあげましょう。

言葉も理解できるようになるので、食事中のマナーを学ぶ、好き嫌いなく食べるといったことも学んでいくといったことも含め食事への興味を育む時期になります。

一回のご飯の量の目安

離乳食①

年齢や活動に応じて、目安量を参考に適度な食事を与えましょう。

1歳〜2歳の目安(前期)

  • 普通飯で80g〜90g
  • 野菜や果物40g〜50g
  • 豆腐50g〜55g
  • 肉や魚は15g〜20g
  • 卵は全卵で½〜⅔個

を目安にしましょう。

ちなみに大人のお茶碗一杯分で約150gとなるので1歳時はまず大人の半分くらいの量からスタートです。

野菜は、例で言うとにんじん中が約200〜250gとなるので約¼本が一回の目安量ですね‼︎

3歳〜5歳の目安(後期)

  • ご飯の場合100g〜120g
  • 野菜や果物100g〜180g
  • 豆腐は50g〜55g
  • 肉や魚は20g
  • 卵は全卵1個

を目安に献立を考えましょう。

この頃には大人の約2/3程度食べられるようになるのですね‼︎だんだんと、赤ちゃんから子どもへと変化する時期でもあります。

また、この頃には主食がうどんなどの麺類のときがあったりご飯に限らずいろいろなものを食べれるようになってくる頃と思います。好き嫌いせず食べられるようにいろいろなものをバランスよくいただきましょう。

こちらの目安量を参考にお子さんに合わせた食事を与えていきましょう。食べれなくても大丈夫‼︎食べれる量にも個人差はありますよ♪幼児食④

間食についてですが幼児は大人と比べ胃袋の大きさが1/3程度しかないため、食事だけで栄養素やエネルギー源をカバーするのは難しく、1日分のエネルギーを補いきれません。

間食をすることで、足りない分のエネルギー補給や一緒に水分補給をすることは子どもの健康上必要なことと言えます。

食事の時間の注意ポイント

食事の時間は30分〜40分を目安に、家族と一緒に食卓を囲みましょう。

またママやパパがお手本となり”いただきます”や”ごちそうさま”の挨拶、”食べながら歩かない”、”食卓にひじをつかない”等のマナーも少しずつ教えてあげましょう。

食事の時間に集中できるようにテレビは消す、おもちゃはしまうなど子どもが食に興味が持てるような環境も、大切にしましょう。

また、離乳食のときと同じように毎日決まった時間に食事を摂ることで生活リズムが整いやすくなり食べムラや、食べ過ぎ防止にもなります。

食事は睡眠の3時間前までに終わるよう心がけるようにしましょう。

離乳食との違いは⁇

幼児食と離乳食の違いは、”目的”です。

離乳食とは、ミルクや母乳以外の食べ物から栄養を摂る練習、いわば身体を少しずつ食べ物に慣らしていく練習期間です。幼児食とは、そこから少しステップアップした、大人と同じ味の食べ物に慣らして、その食事から栄養をとることの練習期間となります。

まずは、食事を摂ることに慣れる離乳食から、食事から栄養を摂ることになれて大人へと近づいていく幼児食へと変化していきます。

【まとめ】いつからいつまで⁇と基準はあるけれど…お子さんに合わせた幼児食を

幼児食⑦幼児食とは離乳食完了後からはじめて、大人と同じ食事を摂れるようになるまでの期間、幼児の体と心の成長を支えてくれる大切なものです。年齢や体格といった、成長にあわせて、少しずつ少しずつ大人と同じ食事に近づく準備をしていきます。

ですが、この頃はまだ消化器官も未発達です。食べ過ぎや味の濃いもの、硬さや栄養バランスなどには充分注意をしましょう。離乳食の頃と比べて、薄味のもの等は取り分ける形で用意が出来るので準備も少し楽になりますね♪

またお子さんによって、運動量や体格の差も大きい時期です。目安の量や期間も大切なことですが絶対ではありません。ですが何も知らないよりは、幼児食についての知識を持っている方が実際のお子さんの成長速度をみながらより正しい判断ができますね‼︎

大事なのはお子さんひとりひとりに合った食事を与えること、食事の時間は楽しい‼︎と思ってもらえること。を意識してママやパパも笑顔で楽しみながら幼児食を通して成長を支えていきましょう♪