毎日赤ちゃんを育てるママさん、お疲れ様です。
赤ちゃんが産まれて母乳をあげはじめて4ヶ月、慣れてきたのもつかの間、次は離乳食を始めないといけませんね。
でも、離乳食に慣れていない方も多いと思います。
スーパーの商品を手に取って買い物しようとしたとき、ふと不安になることもあるでしょう。
特に初めてのお子さんだととっても戸惑いますよね。
そこで、
- アレルギー反応ってどんなもの?
- どうやって離乳食を進めたらいい?
- アレルギー症状が起こったらどうしたらいいの?
このような疑問を見ていきたいと思います。私は現在1歳の息子を育てています。
私が実践している方法もご紹介しますね。
一緒に頑張りましょう!
Contents
離乳食で最初に確認!進め方に悩まされる「食物アレルギー」とは?

食物アレルギーとは、ある食べ物を食べたり触ったりした時に、体にじんましんや咳などのアレルギー反応が起こることです。
食物アレルギーは赤ちゃんから大人まで幅広く見られます。特に、赤ちゃんに離乳食で初めてのものを食べさせる時、充分に気をつけましょう。
例えば、赤ちゃんにこんな症状が出たら食物アレルギーの可能性があります。
- 唇の腫れ
- 下痢や嘔吐
- 呼吸困難、など
食物アレルギーには
- 即時型反応
- 非即時型反応
この2つがあります。
①即時型反応は食後2時間以内に起こるものです。
②非即時型反応は、遅発型(食後6~8時間後に起こるもの)と遅延型(食後1~2日後に起こるもの)に分かれます。
すぐに反応がないからといって、安心して過剰に与えることはしないでください。

食物アレルギーがあっても対処しやすい離乳食と進め方の注意点

ではここから以下のお悩みに答えながら、食物アレルギーがあったとしても対処しやすい離乳食の進め方を説明していきます。
アレルギーが起きにくいようにするにはどうしたらいいかも確認しましょう。
- 食べさせる量はどのくらい?
- 食材は何から食べさせる?
- 1日のうちいつ頃食べさせる?
食べさせる量はどのくらい?
まずは赤ちゃん用のスプーン1さじ程度の少量から、1日1回食べさせましょう。
7〜8ヶ月になると1日2回、9〜10ヶ月になると1日3回と増やしていきます。
食べさせるものはつぶしたもの、なめらかな口当たり、舌でつぶせる程度と徐々に固さを変えていきます。
うちはスプーンを変えてみると、いやいやをやめて食べてくれました。
食材は何から食べさせる?
まずはつぶしがゆ(つぶしたおかゆ)から食べさせましょう。
慣れてきたら10倍がゆ(水:お米を10:1の割合で炊いたおかゆ)にします。
その後副菜の芋類や野菜・果物を食べさせます。野菜や芋類はアレルギーを起こす頻度が低いと言われています。
さらに豆腐や白身魚、固ゆでした卵黄など段々と種類を増やしていきましょう。
アレルギーを起こしやすいものほど少量から食べさせます。卵、牛乳、小麦は赤ちゃんが特に食物アレルギーを起こしやすいので注意してください。
また、以下のものは離乳食では与えないでください。
- はちみつ、黒砂糖、海老や蟹(食中毒の恐れあり)
- ナッツ類や餅(固い、のどにつまらせる可能性あり)
- 生物(加熱していない、噛まないと食べられない)
はちみつや黒砂糖は乳児ボツリヌス症にかかることがあります。
元気がなくなる、首がすわらなくなるなど怖い病気ですので、1歳未満の赤ちゃんに与えると危険です。

1日のうちいつ頃食べさせる?
出来るだけ午前中に離乳食を食べさせましょう。食物アレルギーはすぐに症状が出るものばかりではありません。
食物アレルギーが出た場合にすぐ病院に行けるよう、病院の開いている時間帯に食べさせて様子を見ることが望ましいです。
もしアレルギーが出た時のため、また何が原因か分かりやすくするため、食材は1つずつ、日をずらしてあげましょう。
日頃からお子さんに
- 何を食べさせたか
- どれくらい食べさせたか
- いつ頃食べさせたか
を記録しておくと安心です。

この進め方で大丈夫?離乳食と食物アレルギーに関して知っておきたいこと

離乳食と食物アレルギーの関係で、離乳食を進める際に知っておきたい以下の2説をお伝えします。
- 昔は離乳食を遅らせた方が良いとされていた
- ママの母乳からアレルギーが出ることもある
自分の考えた離乳食の進め方に、無責任に指図をしてくる他人もいます。赤ちゃんのためにも惑わされずに、正しい知識を持って離乳食を進めていきましょう。
離乳食を遅らせるべきと言われたら?
昔の通説では、食物アレルギーを持つ赤ちゃんには離乳食をもっと遅くから与えるように言われていました。
しかし現在では離乳食を遅らせない方が良いとされています。
離乳食を遅らせると必要な栄養素が足りなくなったり成長に影響が出たりします。育てる方の自己判断で時期を遅らせることはやめましょう。
現在、一般的に赤ちゃんには5〜6ヶ月から離乳食を与え始めるとよいとされています。
ママはこんなの食べちゃダメ!と指図されたら?
離乳食と母乳を同時にあげる時期は、先に離乳食をあげて後で母乳を欲しがるだけ与えます。離乳食をあげて食後に母乳を飲めないようなら、最後に母乳を飲めるように離乳食の量を減らしましょう。
離乳食が1日3回になり、母乳を欲しがらなくなったら、食後は麦茶や湯冷ましなどの水分補給で大丈夫です。
このように乳離れを進めていくわけですが、ママの母乳、ママが食べたものからアレルギーが出ることもあります。
赤ちゃんのアレルギー予防をしたいところですが、ママが避けた方が良い食材や調味料などははっきりと分かっていません。ですのでママはバランスの良い食事を取りましょう。

進め方と同様に確認必須!離乳食で食物アレルギーが疑われる時の対処法

ここまで離乳食の進め方を見てきました。では実際に食物アレルギーらしき症状が出たらどうするかを頭に入れておきましょう。
食物アレルギーは即時型反応と非即時型反応のうち、即時型反応の場合が多いです。
携帯電話や病院の電話番号メモを手元に置いておきましょう。
それでは焦らずにすむように、食物アレルギーが疑われたときにやるべきことを順番に説明していきます。
①まずは様子を見る
お子さんがかゆがったり口の周りが少し赤くなったりしたら、30分ほど様子を見ます。
②病院に行く場合
それがおさまらない、もしくは皮膚の腫れやじんましんなどが出たら病院に行きましょう。
時間が経ってから下痢や嘔吐などをする・繰り返す場合は非即時型反応の症状かもしれません。
これも病院にかかりましょう。食物アレルギーとはすぐに断定できませんが、可能性が疑われます。
③救急車を呼ぶ場合
アナフィラキシーショック状態になると特に危険です。吐いたり、ぜーぜーと息を大きくしていたりする場合はすぐに救急車を呼んでください。
ここにあげた症状に限らず、少しでも普段と違う様子であれば病院で診てもらいましょう。
アレルギーを起こした食材は、医者と相談してアレルギー検査を受けましょう。育てる方の判断で再び与えることはやめてください。
検査を受けても具合が悪くなった原因はなにかはっきりとしないこともあります。検査結果を過信しないようにしましょう。

まとめ

それではアレルギーを必要以上に怖がらないための、離乳食の進め方についてのまとめです!
- 初めての食材は少なく、つぶした状態から
- おかゆ、副菜と種類を増やしていく
- アレルギー症状かも?と思ったら、様子次第ではすぐ病院へ
赤ちゃんの反応を見て、アレルギーに気を付けながら離乳食を進めてくださいね。お子さんの健康な成長を願っています。