買い物や仕事に行くため、妊娠していても外に出ないといけない時があります。
そんな風に感じている妊婦さんは多いと思います。
人酔いや匂い酔い、貧血や吐き気、感染症、子供や自転車とぶつかって転ぶかも?と考えたら、外出がおっくうになりますよね。
かく言う私も妊娠中、貧血に悩んでいました。つらいのは仕事の都合で街を歩いて移動する時です。人混みの中でくらっと来たことが何度もあります。どうにかならないかなーと思っていました。
ここでは妊婦さんのお出かけで、どうしても気になる
「妊娠中の外出で気をつけることは?」
「人混みの中って行ってもいいのかな?」
「外出をちょっとでも楽にするには?」
といった疑問について一緒に見ていきましょう。
Contents
鉄分は適量に!妊娠中の怖いマイナートラブル・貧血を日頃から予防しよう

妊婦さんのマイナートラブルの一つとして、貧血があげられます。妊娠中はずっと、貧血になりやすいので、しっかりと貧血予防をすることが大切です。貧血はだるさ、息苦しさなどに大きく関わってきます。
妊娠中は赤ちゃんを成長させるために血液量が増えます。増えた血液量のうち、いわゆる水分の割合が多いので、血液が薄まってしまいます。鉄分はまず赤ちゃんへまわるので、妊婦さんの体へはなかなか行き渡りません。
ですので適切に鉄分を摂取する必要があります。1日に必要な鉄分の摂取量目安がこちらです。
引用:細川モモ先生のHAPPY mamaLetter 賢く食べるマタニティライフ
ほうれん草や小松菜など鉄分の多い食材を食べることが身近で手軽です。最近では鉄分入りのヨーグルトや飴などもお店のマタニティコーナーで売られています。漢方薬などもありますが、病院の先生と相談してからにしましょう。
貧血を予防して、動くのがつらい!という状態を緩和しましょう。
今まで貧血になったことが無くても、妊娠すると体質が変わりやすいので、要注意です。私も妊娠するまで貧血になったことがなかったので、検診で貧血と言われた時はびっくりしました。鉄分入りのジュースが私には合っていました。

どうする?妊娠中に人混みの中で貧血の症状が起こってしまった時の対処法

妊娠中、人混みで貧血の症状が起こったら、風通りのある、静かで人気のない所へ移動しましょう。
貧血予防をしていても、人混みの中で貧血ぎみになってしまうのは仕方のないことです。人混みでは様々な匂いがしますし、人の話し声や物音で気が休まりませんからね。
人混みの中にいる時に貧血かな?と思ったら、決して無理はしないでください。まだ大丈夫と思って頑張ってしまうと、失神してしまうことが考えられます。
休憩できる場所へゆっくりと行きましょう。乗り物酔いと同じく、風があたる場所が好ましいです。木陰のベンチなど、座れるところを探してください。
休憩してみて、体調が優れないようなら無理せず帰りましょう。

もし倒れた時や自力で帰られなくなった時のことを考えて、母子手帳を持ち歩いたり、家族に出かけ先を伝えたりしていた妊婦さんは多いようです。
私は新幹線の中で急に具合が悪くなったことがあります。周りの人に席を変わってもらい、次の停車駅で降りました。待合室で上を見上げながら休んで、ちょっとサンドイッチを食べました。次の次の新幹線で帰りました。

妊娠中の人混みには貧血以外にも怖いことが!感染症や周りとのやりとり
妊娠中はたとえ貧血でなくても、人混みの中へは出かけないことをおすすめします。その理由3点を説明します。
①人混みで感染症をもらうこともある

感染症をもらってくる可能性がありますので、人混みの中には行かないほうが無難です。
風疹、肺炎、クラミジア、帯状疱疹など妊娠中には注意すべき感染症がたくさんあります。
特に妊婦さんが注意したいのは風疹です。妊娠20週未満に発症すると、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になるリスクが高まります。ほかにも、赤ちゃんに先天的な障害が生じやすい病気には、トキソプラズマやサイトメガロウイルス、りんご病などがあります。
妊娠初期から、感染症にかかっていないか検査してもらった方が良いでしょう。可能であれば妊娠前に抗体の検査をしたり、予防接種したりするのが理想です。
それに加えて、今はコロナ禍です。妊婦がコロナウィルスにかかると赤ちゃんにも影響が出る可能性があります。
そんな時は、ぜひ病院の先生と相談してみてください。私もワクチンを打つことにためらっていましたが、病院の先生からすすめられました。私はちょっと熱が出たくらいで、ワクチンを打ったことにより安心感を得られたことの方が大きかったです。
人が多いところにいると必然的に感染症にかかりやすくなります。できるだけ人混みは避けましょう。
②【妊婦さんの怖い体験談】迷惑扱いされてしまった

妊娠中、人混みだと迷惑扱いされて怖い思いをすることもあります。妊婦さんへの配慮や思いやりに欠ける方もいるからです。
例えば満員電車やバスなどに乗る時・乗っている時が怖かったという妊婦さんの声がこちらです。
- 「席を変わってもらえない」
- 「お腹はまだ大きくないしマタニティマークもないのでつらいと言い出せない」
- 「荷物を抱えてもたもたしていると後ろから文句を言われた」
マタニティマークは母子手帳とともにもらうことが多いです。母子手帳は妊娠予定日が分かる妊娠6週目〜10週目くらいにもらいます。私は14週目に、母子手帳とマタニティマークを一緒にもらいました。
マタニティマークをまだもらっていない妊娠初期の妊婦さんは、はたから見て妊娠しているとは分からないです。勇気を出して助けを求めてみても、理解を得られなさそうで怖いですね。
③妊婦さんについてどう感じている?周囲の声

では見方を変えて、妊婦さんやマタニティマークについての一部の意見がこちらです。
- 「席を変われと妊婦さんからの圧を感じる」
- 「不妊治療中なので妊婦さんを見るのがつらい」
- 「人混みに居られると危なそうでひやひやする」
- 「そもそもマタニティマークを知らない」
妊婦さんやマタニティマークには、複雑な思いを抱える方もいるようですね。みんなに妊婦さんへの配慮と思いやりを求めることは難しいかもしれません。
危険を避けるため、怖い思いをしないために、できるだけ電車やバスなども利用しない方が良いでしょう。
乗るのであれば、通勤ラッシュ時は避けて空いている時間にしましょう。

【お出かけが怖いのは嫌だ!】妊娠中の貧血や人混みが楽になる方法

それでは、外出時を楽にするせめてもの対応を先輩方から学びましょう。
もしもに備えて色々役立つものを持ち歩きましょう。
身につけるものは楽でお気に入りのものにして、気分をあげましょう。
もし吐き気が来ても大丈夫なように、エチケット袋やビニール手袋はいつも持っておきましょう。吐いた後の口内の不快感を減らすため、歯磨きセットやミント系ガム、のど飴を持ち歩くのも良いでしょう。
献血の後でお菓子やジュースなどを食べるように、持っていれば何か口にすることも良いかもしれません。私のおすすめはチョコレートです。
マスクは匂いを遮断することに有効です。ばっちりお化粧をしていなくても、肌荒れしていても気づかれにくいです。今はコロナ禍なのでみなさん当たり前にマスクをつけています。しかしコロナ前でもマスクをしていたという妊婦さんは多いようです。
靴は言わずもがな、ヒールのないものを履きましょう。スリッポンや紐のないスニーカーが脱ぎ履きしやすいので人気です。転んだら危険ですので、足元をしっかり見て歩くようにしましょう。
妊娠中でもおしゃれしたい!そんな妊婦さんに人気のマタニティウェアブランドが「ミルクティー」や「スウィートマミー」、「チョコア」などです。普段着や下着、フォーマル服など幅広く扱っています。

引用:Milk tea 可愛くて安いマタニティ服・授乳服の専門店 公式HP
私自身、これらのブランドのマタニティウェアで出かけて、旦那さんにかわいいと言われた時は嬉しかったです。一気に妊娠中の外出が楽しくなりました♪

貧血や人混みに気を付けて妊娠中に楽しいお出かけを♪

これまで、妊娠中の外出に関するお悩みを一緒に見てきました。
- 貧血を予防して体のだるさ防止
- 人混みを避けて感染症にかからないように
- 満員電車やバスは出来るだけ利用しない
- 外出時には楽で好きなもので気分をあげる
妊娠中の外出は、以上のことを意識すると楽しく過ごせます。
私は仕事で会社に貧血の症状を説明して、できる限りデスクワークに変更してもらい、人混みを避けました。家では旦那さんがすすんで鉄分の多い料理を作ってくれました。そうすると外出が段々怖くなくなっていきました。
みなさんも妊娠中に楽しいお出かけが出来ることを願っています。