現在0歳の長男を育てるママです。妊娠中私がよく食べていたものがヨーグルトです。
ある時「ヨーグルトを妊娠中に食べないと、発達障害の子供が産まれるらしい」と人から聞きました。特に理由もなく、好きだからヨーグルトを食べていた私は驚きました。
それって本当?逆だったりしない?正しいことが知りたい!と思われますよね。
妊婦さんは、ヨーグルトに関してこんな疑問をお持ちになることでしょう。
- 妊娠中にヨーグルトを食べないと発達障害の子が産まれるって本当?
- 妊娠中はヨーグルトを食べても良い?悪い?
- ヨーグルトを妊娠中に食べるならどうすればいい?
ヨーグルトについてのこれらの疑問を解決することで、妊娠中を安心に過ごしましょう!
Contents
ヨーグルトを妊娠中に食べないと発達障害の子が産まれてしまう?

まず最初に、
という話について見ていきます。
腸内細菌が少ない母体からは赤ちゃんが発達障害を持って産まれやすい、との研究結果があります。これは信憑性のある事実なのでしょうか。
結論から言うと、そういうリスクがある、というだけです。
これは福井大学の研究結果で研究の目的は、母親の腸内細菌が子供にどのような影響を与えるかを調べることでした。腸内細菌を減らした母マウスと減らしていない母マウスに子供を産み育てさせると、子供はどうなるかを実験しました。
腸内細菌を減らした母マウスに産み育てられた子供マウスは、通常よりもおかしな行動をしていたそうです。よってこのような結論が出ました。
しかしこれはマウスを研究対象としたものであり、人を対象にした実験ではありません。
発達障害は先天性の脳の特性です。母親のお腹にいた時の環境、風疹などの感染症、または遺伝や家庭環境など、原因としては様々な説がとなえられています。まだはっきりとしたことは分かっていません。
もっと確実な研究結果が判明しない限りは、あまり信じられるものではありませんね。

ヨーグルトを食べると腸内細菌が増えることは事実ですが、食べなかったからと言って必ずしも赤ちゃんに影響が出るわけではありません。気にしすぎるとかえって具合が悪くなりますので、噂に踊らされないようにしましょう。
ヨーグルトを食べると発達障害予防に効果があるかも?といった程度の認識でいましょう。

発達障害予防以外に妊娠中にヨーグルトをおすすめする理由

ヨーグルトは食べると妊婦さんに嬉しい効果をたくさんもたらしてくれます。ですので妊娠中にはヨーグルトを食べた方が良いです。
妊婦さんは間食で食べるのが一番食べやすいでしょう。
成人女性が1日に必要なカロリーは約2000kcal。妊娠中必要なカロリーは妊娠後期になると+500kcalほどです。
妊娠中は、朝昼晩のご飯は1回約600〜700kcalとし、間食を約200kcalとする食事が望ましいとされています。プレーンヨーグルト約100gのカロリーは大体70kcalです。これにフルーツ、クラッカーなどを合わせると丁度良いでしょう。
フルーツはバナナがおすすめです。当サイト内の【食べすぎ注意?】妊娠中でもバナナをすすめる理由を解説!もご参照ください。

ここからは発達障害を防ぐ以外にも、ヨーグルトをおすすめする理由を解説していきます。
大きく分けて3つのメリットがあります。
- たんぱく質、カルシウムが採れる
- 便秘改善し腸内環境を整える
- 消化の負担が少ない
①たんぱく質、カルシウムが取れる
お腹の赤ちゃんの成長のため、妊娠中はたんぱく質やカルシウムを普段より多く取り入れる必要があります。
ヨーグルト100gあたりで約3.5gのたんぱく質が取れます。ヨーグルト100gあたりで約120㎎のカルシウムが取れます。
②便秘改善し腸内環境を整える
妊娠中は便秘になりやすいです。もともと便秘がちだった方は、もっと便秘がちになります。ヨーグルトは善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれるので、便秘改善が期待できます。
③消化の負担が少ない
牛乳、ヨーグルトなどの乳製品は脂質が少なく食物繊維が少ない食べ物なので、胃腸の負担を少なくしてくれます。ですので胃腸の調子が悪い時に食べる食品として適しています。妊娠中のつわりでご飯がなかなか食べられない時でも食べやすいです。
ただし下痢の時は控えましょう。

ヨーグルト以外に腸内細菌を増やして発達障害を予防する方法

発達障害の予防には腸内環境の改善をすることがきく可能性ありということもあって、ヨーグルトをおすすめしています。ですがヨーグルトが苦手な方は、ヨーグルト以外のもので腸内細菌を増やしましょう。
腸内環境改善には以下の3点が大事です。
- 善玉菌のエサを摂取する
- 善玉菌そのものを摂取する
- 自律神経の乱れを整える
①善玉菌のエサとなる食物繊維を取る
腸内環境の改善には善玉菌を増やすことが方法の1つにあげられますが、それには善玉菌のエサとなる食物繊維を取ることが必要になります。
食物繊維は、キウイやリンゴなどの果物や、こんぶやわかめなどの海藻類、大麦などに多く含まれています。
私はお米を玄米ご飯にしたり、味噌汁にわかめを入れたりしました。わかめの味噌汁はお湯に増えるわかめと味噌と、日替わりでなにかもう一つ具を入れて完成です。水分も取れると妊娠中は我が家の定番メニューでした。
②善玉菌そのものを取る
腸内環境を整えるには、①善玉菌のエサとなる食物繊維を取るだけでなく、善玉菌そのものを取って補っていくことも欠かせません。
善玉菌は、味噌、醤油、ヨーグルト、チーズ、漬物、納豆、キムチなどの発酵食品や豆製品に多く含まれています。
チーズはナチュラルチーズではなく、加熱処理されているプロセスチーズを選ぶようにしてください。加熱処理されていないと、チーズ内にいるリステリア菌から食中毒になるかもしれません。キムチは辛いので、食べ過ぎには注意しましょう。
③自律神経の乱れを整える
腸の働きをコントロールしているのは、自律神経です。規則正しい生活をして、自律神経が乱れないようにしましょう。
そのためには、しっかり休息すること、気分転換やリフレッシュのために軽い運動をすることなどがあげられます。また、しっかり寝てストレスを貯めないようにしてください。

【最後に】発達障害予防も期待されるヨーグルトで妊娠中をハッピーに♪

ではこの記事のまとめです!
- ヨーグルトは発達障害を予防する可能性あり
- あくまで可能性なので、神経質にはならないように
- 妊娠中はヨーグルトを食べた方が良い
- 大事なことは腸内細菌を増やすこと
「ヨーグルトを妊娠中に食べないと、発達障害を持つ子供が産まれやすい」は確証された説ではありません。ヨーグルトは苦手!食べられない!という方は、別の方法を取ってみてください。
ヨーグルトが食べられる方は、ぜひ妊娠中に食べてみてください。ヨーグルトは飲むヨーグルトでもOKですし、鉄分が入ったヨーグルトももちろん良いでしょう。
味を変え品を変え、いまやすっかりヨーグルトオタクな私です。だって食べやすくて手軽に続けられますからね♪
